イー・ウーマン（ewoman）

売ってみようか……な！（nch・神奈川県・50）

独身時代はバブル絶頂期を過ごしました。若かったせいか意識が薄かったせいかその実感はありませんでしたが、今思えばバブルだったと思えるところが随所にあります。というわけで、ジャラジャラと身に付けていた金のアクセサリーが手元にありますが、デザインも古いし、何より全く興味もないので、金の値上がりを気にしつつ手放すタイミングを見ていたところです。

持っています。（ゆきなな・海外・その他・31）

銀行の利率が悪いので、資産運用の為、数年前から金を持っています。昨年のブーム時には、資産を増やすことに成功しました。現在、ヨーロッパ不振が影響し、低迷していますが、今後の見通しとして、また上がる時が来ると考えています。いずれも長い目で見る必要があると思っています。

ジュエリーのゴールドですが……（いぬいるか・東京都・52）

持っているのがジュエリーのゴールドで、純金積立や金塊（？）などではないので答えに迷いましたが、一応YESにしました。24金、18金、ネックレスや指輪やバングル、いろいろあります。昨年あたりからゴールドの買い取り店が急に増え、店頭の買い取り価格を見ては「結構価値があるのだな」と実感しています。友人が行っているというので「純金積立」などにも興味がありますが、どのようなタイミングで始めれば良いのか判断つかないまま、今に至ります。

金貨なら持っていました（ウエトモ・東京都・38）

以前より金貨や金貨のネックレスなどをいくつか所有しておりましたが、昨年手放してしまいました。昨年手放す際、どこに売るかはいろいろ調べましたが、某専門店の系列店みたいなお店できちんと鑑定していただいたところ、前日に比べて下がっているとのことでした。なので、頭打ちは越しているのかなと思いますし、今後は中国が資金稼ぎのために売りに出てくるのかなと思うので、経済悪化につれて、金の価格も安くなるのでは、と個人的には考えています。

資産としてよりアクセサリー（にゃおん・埼玉県・44）

アクセサリーでは持っているのでYESですが、資産運用的には持つ気がないのでNOにしました。歴史的に現在、金に価値があるというのは認めます。が、どんなものでも資産価値を失うときはくると思っています。そういう意味では、どういう経済状況、社会状況になっても生き抜けるよう、自分自身に価値をつけたい。今の世界経済を見ると、金の価値は上がる気がします。でも上がれば下がるでしょう。金だけでなく様々な相場があっての経済。興味無しと切り捨てず、見守る必要はあると思っています。

富の象徴？（unagi・東京都・51）

好景気の国に金が集まるという話を聞いた事がありますが、バブルの時代の日本にも金の需要が高まっていたのでしょうか。金をどんどん放出している現在の日本は、凋落している様子が現れているようで、少し寂しさを感じます。混沌とした世界経済を金の流れだけでは判断出来ないでしょうが、技術立国として再浮上を願うばかりです。

皆様、数多くの投票、投稿をいただきまして誠にありがとうございます。
 
金（ゴールド）との向き合い方は実に多様であって、いわゆる「延べ棒（金地金）」で保有している方もおられれば、ジュエリーとしてお持ちの方もおられるでしょう。今回は、どのような形で保有されていても結構ですし、資産運用として考えたことがなくても構いません。それぞれのお立場で現在のお考えをお聞かせいただければと思います。
 
ジュエリーを持っていても資産運用としては考えていないので「NO」とされた方もいらっしゃるようですが、投票は途中で変えられるので、まずは今の状況を投票してみてくださいね。
 
さて、「いぬいるか」さんもご指摘の通り、昨今はゴールドの買取店が本当に増えていますよね。なぜ増えているかと言えば、やはり買取業者が将来の一段の値上がりを見越して、今のうちに買い集めておこうと考えているからでしょう。
 
逆に、買取店に手持ちのゴールドを持ち込まれる方は、そろそろ値上がりも一服するのではと思われているのかもしれません。確かに、昨年の秋頃に円建て価格（1グラム当たり）で4500円超の水準を見て、そこで一旦売却したというのは、ある意味で「お見事」と思います。実際、昨今の価格は一時4000円割れを垣間見るところまで、とりあえずは落ち着いてきています。
 
ただ、ゆきななさんもおっしゃるように、少し長い目で見ることも重要でしょう。仮に、一度ゴールドを売却したおカネが手持ちにあるとして、そのおカネを次にどうするか？　にゃおんさんがおっしゃるように、自分磨きに活用することも一つでしょうし、ご家族やご友人との大切な時間を彩るために活用するのもいいでしょう。
 
しかし、そのおカネを預貯金などにして、長らく放置してしまうというのはいかがなものでしょう。Unagiさんがおっしゃるように、いまや世界最大のゴールド輸出国である日本の将来を考えると、超低金利の円建て資産だけで今後も長らく資産を保有して行くことには一抹の不安を感じないでしょうか。
 
将来的に円安やインフレの傾向が強まる可能性があるとするならば、一頃より少々安くなっているところでゴールドを個々人の許容できる範囲内で持っておくというのも一方ではないかと筆者は私的に考えます。
 
皆様は、どのようにお考えでしょうか。ちなみに、昨今は消費税の税率アップを見込んでゴールドを見直すという動きもあるようですが、それぞれに保有する理由、保有しない理由がおありのことと思います。
 
みなさんは、金（ゴールド）を持っていますか？　ジュエリーでも、いわゆる「延べ棒（金地金）」でも、どんな形でも結構です。
持っている方は、どんな形で持っていますか？　1グラムが4000円弱という今の価格や上記のことを踏まえて、「資産」としての価値についてはどう思いますか？
持っていない方は、なぜ保有しないのか、あるいは手放してしまったのか、今後はどうしたいと考えているか、などを教えてください。
 
引き続きまして、皆様の「相場観」も含めて、忌憚のないご意見をいただきたいと思います。
宜しくお願い致します。


★2009年10月、田嶋議長が同じテーマで会議をしています。ぜひご覧ください。
「金（ゴールド）、持っていますか？」

• 2012.05.23
• 田嶋智太郎 経済アナリスト、日経CNBCコメンテーター