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会議番号:3193 開催期間 2012年09月21日- 09月28日
皆さんの答えは、Yesが81%、Noが19%でした。圧倒的に軽減税率ですね。 軽減税率の方がわかりやすく、恩恵も受けるという答えが多かったように思います。一方で、軽減税率は線引きが難しい、利権になってしまうという意見もありました。 では、議論をはじめましょう。 まず、具体的にどのようなものを軽減税率の対象にすればよいでしょうか。食料品といった場合に、たとえばキャビアやフォアグラ、マグロのトロ、松坂牛なども対象になるでしょうか。その場合、お金持ちほど軽減効果(金額)が高くなりますが、その点はどう考えますか。 また、難しいのは外食サービスと食料品の区分です。マクドナルドでテイクアウトすれば食料品扱いになり軽減税率ですが、その場で食べればレストランサービスで標準税率となります。日本のデパ地下を想像すると、大変な混乱が生じかねません。この点の区分とコストをどう考えますか。 さらに大きな問題は、軽減税率対象の分だけ税収に穴が開くことです。食料支出はおおよそ消費支出の2割なので、これを5%のままにすると、2兆円以上の減収になり、社会保障支出の方に影響を及ぼします。すると新たに標準税率を1%引き上げるか、社会保障支出を削るか、財政再建を遅らせることが必要になりますが、軽減税率を主張する場合には、併せてその財源も提案する必要があります。みなさんはどれを選択しますか。 軽減税率は、そのわかりやすさの裏に、多くの問題が隠れており、それをきちんと議論し乗り越えていかなければ、政策としては実現しません。軽減税率導入に賛成(YES)という方は、上記のさまざまな論点に関する具体的なご意見をお知らせください。反対(NO)という方は、その理由や給付つき税額控除についての考えを教えてください。 次回は、給付付き税額控除について、具体案をお話します。 【森信議長 過去の円卓会議より】国民皆確定申告、賛成ですか?増税に関する議論。理解できていますか?国民の番号制度導入に、賛成ですか?
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