働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3221 開催期間 2013年03月01日- 03月08日
3月8日、国際女性デー当日を迎えました! たくさんの「行動に移す方法」を投稿でお寄せいただきました。mamisanさんのようにパブコメや異議申し立てなどの公的な手続きを有効活用していらっしゃる方や、社内で部下の女性を引き上げる、女性にできることをアピールする、家庭内で男子にも女子にも教えている、疑問に思ったことをまず声にしてみる、など頼もしいご意見が集まっています。ラビットさんは、「クオータ制による国の委員会の委員に任命され」、発言を積み重ねていらっしゃいます。 たくりんさんがおっしゃっているように、歴史はまさに私たちの日々の行いの積み重ねによって、私たち自身が作っていくものでしょう。 2011年のノーベル平和賞を受賞したリベリアの女性平和活動家のリーマ・ボウイーさんは、特別な家系に生まれた訳ではなく、内戦の続くリベリアで平和を求めて女性たちを組織して平和運動を展開し、それが大きな成果を生みました。彼女の自伝『祈りよ力となれ』を読むと、無力な母親がどのように平和活動家に変貌したかがわかり、勇気がもらうことができます。 映画を通じて、世界規模の課題に目をやることができます。3月9日劇場公開の映画『魔女と呼ばれた少女』は、アフリカの紛争地帯で深刻な少女兵の問題やレイプなどの女性ゆえの苦しみを描いています。アカデミー賞にノミネートされた映像美と創造性あふれる作品から痛みを感じとっていただくとともに、再生の物語を感じ取っていただければと思います。 また、ボスニアでの女性の人身売買に国連職員が関わっていたことを国連警察の女性警察官が暴いたという実際にあった事件を描いた『トゥルース 闇の告発』(日本ではDVDのみ)は、レイチェル・ワイズ、ヴァネッサ・レッドグレイブ、モニカ・ベルッチという豪華キャストですが、問題解決への意識を職員の間に徹底させるために、国連本部で職員や外交使節団を対象に上映会が開かれました。 そのニューヨークの国連本部では、3月4日から15日まで「国連女性の地位委員会」の会議が開催されています。日本の女性たちも参加し、東日本大震災での教訓などについて日本の女性たちの声を届けています。 また、先日、女性の活用に積極的で業績のいい企業17銘柄が「なでしこ銘柄」として発表されましたね。企業が果たす社会的責任をもとに投資先を選ぶ際の指標になります。 自分らしい形でできることをまず行動に移してみる - より多くの人々が実践に移すことで日々の積み重ねが生まれ、それが歴史につながっていくのです。今回の円卓会議の議論で、着実にこうした行いが積み上がっていると確信しました。 今後も日本と世界で起きていることとをつなぎ合わせながら、ジェンダーをはじめとする地球規模の課題について考えていきたいと思います。一週間お付き合いくださって、本当にありがとうございます!★根本議長の新著をご紹介します。 4月下旬発売予定!『日本と出会った難民たち――生き抜くチカラ・支えるチカラ』(英治出版)『ふるさとをさがして〜難民のきもち、寄り添うきもち〜』『ブータン「幸福な国」の不都合な真実』★こちらもお読みください〜根本議長の過去の円卓会議・女性の人権、守られていますか?・世界の平和について、考えることはありますか?・「難民」について、意識したことありますか?
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