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会議番号:3240 開催期間 2013年06月07日- 06月14日
少なくとも、アベノミクスと言われてから、気分が明るくなったのは事実でしょう。それだけにNOの方が60%を超えたというのは少し意外でした。なぜ「期待できない」と考える人がこれほど多いのでしょうか。これでは参院選は自公の圧勝という予想も眉にツバをつけたくなります。 とはいえ、flower20100410さんがおっしゃるように、今は「期待するしかない」というのもその通りだと思います。なぜなら、他にいい手立てが見つからないからです。結局、民主党政権のときも菅さんや野田さんがいろいろ言いましたが、具体的な政策として動き始めたのは安倍さんが首相になってからです。成長戦略に物足りないところがあるとしても、よくシナリオが考えられているという感じがします。 ただ必ず問題になるのは、与党の「抵抗勢力」でしょう。郵政にしても民営化するのか、元に戻すのか、今の様子は宙ぶらりんに見えます。そこに象徴されるように、既得権益に結びついた与党、とりわけ自民党の構造はそう簡単に変わるものではありません。もちろん、規制を何でも緩和すればいいということではないとも思いますが、無駄な予算を使うような権益は断固排除しなければならないのでしょう。それが官僚にできるのか、そして自民党にできるのか、というと首をかしげたくなります。 もう一つは痛みのほうです。消費税の税率アップは決まっていますが、これだけではまったく足りません。財政を再建するには、さらなる増税のほかに、社会保障の歳出カットも必要です。本来は2割負担にすべき70歳以上の医療費を1割負担にしたのは他ならぬ自民党なのです。財政再建のロードマップを描かないと、日本に対する外国の投資家の見方は改善しません。つまり私たちに残された時間は、そんなに長くはないのだと思います。 さて皆さんにお尋ねします。アベノミクスの本命は「第3の矢」つまり成長戦略です。しかし成長戦略はその効果が出るには時間がかかります。そうすると、実体経済が良くなる前に、増税ということになりますが、これについては皆さんはどうお考えになりますか。今年第2四半期の数字がよくなかったら、来年4月の消費税率3%アップの増税を延期したほうがいいでしょうか。それとも財政再建のためにやはり断固やったほうがいいですか。★こちらもお読みください〜藤田議長の過去の円卓会議より・日銀の黒田新総裁に期待しますか? ・安倍首相に期待しますか? ・「民意」って「正しい」のでしょうか?
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