働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3459 開催期間 2017年09月22日- 09月29日
今回の解散・総選挙を評価する世論は少ないようで、この円卓会議での、選挙結果に期待する3割、期待せず7割、といった数字にも、解散への唐突感が表れているように思います。本日(25日)の安倍首相の解散表明に、なるほどと、うなづけるかどうか、じっくり聞いてみることにしましょう。 さて、「真打ち」さんは「拉致被害者の一刻も早い帰国に向け、その労力を費やすべき」として、イエスの意見。選挙で自民党が勝てば、安倍首相は北朝鮮への圧力をさらに強め、これが拉致問題の解決につながるかもしれませんが、逆に、北朝鮮の反発を強め、解決をさらに遠のかせるおそれもあります。さらに、米朝戦争が起きて、金正恩体制が崩壊すれば、この問題が一気に解決するかもしれませんが、それ以前に、日本が北朝鮮からの報復攻撃で大きな被害を受けるおそれもあります。 「野田聖子さんが大好き」という「しろえちゃん」さんは、結果が良くなると期待してのイエス。今回の選挙で、自民党が大勝ちしなければ、野田さんは続投ではないでしょうか(スキャンダルは別ですが)。ほとんど仕事をしていないうちにクビとなれば、野田さんは支持率上昇の道具として使い捨てにされたということになり、野田さんへの同情は、安倍さんへの批判につながるからです。大勝となると、与党内野党に配慮する必要がなくなるかもしれません。それにしても、内閣改造から2か月での解散で、国民の信を問う、というのでは、内閣としての仕事ぶりを評価してほしいということにはなりませんね。 「冗談としか思えない」とご立腹の「ま」さんは、「日本に住んでいるのが厭になります」と、ノーの判定。でも、選挙はみずものですから、首相の思惑通りになるかどうかは、有権者の気持ち次第。党利党略とか、森友隠しとかいったイメージが国民に浸透すれば、安倍さんとっては、想定外の結果になるかもしれません。「総理の一存で決められる選挙なら、むしろ一国民として意思表明するチャンス」という「あさーかす」さんは、「野党の躍進に期待する」としてイエスでした。自民党に対抗する受け皿としての野党がない、という意見が多いですが、政権選択の選挙ではなく、安倍政権への信任投票と考えれば、安倍路線にブレーキをかける受け皿としての野党連合の形成は、それほどハードルが高いとは思えません。かつて、政権政党の自民党と万年野党の社会党が争う国会は、2大政党ではなく、「1 1/2」(1カ2分の1)政党政治といわれましたが、自民党が失策をすると、社会党の議席がふえ、自民党のおごりをけん制する仕組みになっていました。 自民党が第一党としての地位を保つ結果になるとみる「DiamondBar」さんは、ノーとしたうえで、そうなったからといって、「自民党の公約(マニフェスト)を国民が支持したなどとは考えてほしくはありません」といいます。よりましな政党として自民党が選ばれただけで、憲法改正まで賛成したわけではない、という有権者もいるからです。こうした国民のバランス感覚を、投票結果に反映させようとすると、いまの中選挙区制では難しいかもしれませんが、今回の選挙では、そうしたバランス感覚がある程度、投票に影響するかもしれません。 「costas」さんも、そういう期待をもって、イエスとして、選挙の結果、「せめて、憲法や国会運営の良識は守る」などの「普通の政権」になってほしいと訴えています。軍隊を持つ「普通の国」というのが、安倍さんを含め保守派の人たちの常套句ですが、その前に、国民を「操作」しようとしない「普通の政権」になってほしいですね。 ところで、北朝鮮をめぐる情勢は、日本の国民にとって大きな不安となっていますが、北朝鮮問題は、選挙の争点になるのでしょうか。自民党が勝てば、安倍首相は、北朝鮮への圧力路線が支持されたものだとして、トランプ政権の強硬路線への支持をさらに強め、それが北朝鮮をおとなしくさせるかもしれませんが、逆に米朝戦争を後押しすることになるかもしれません。与党も野党も、北朝鮮問題をどのような争点とするか、悩んでいることと思います。みなさんにも考えていただきたいと思います。北朝鮮問題は選挙の争点になるのか、なるとしたらどのような争点とするのか。 みなさんの投稿をお待ちしています。★高成田議長の過去の円卓会議より・東北産の農林水産物。食べていますか?・米国第一主義、日本に対応策はありますか?・消費増税延期。安倍総理、信頼できますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.