イー・ウーマン（ewoman）

無症状の感染が心配（MonicaU・東京都・37）

もし自分が感染していた場合、無症状で人に感染させてしまうことが心配です。土日は外出の自粛ができますが、平日は通勤電車や職場での会話など、不安要素が多く感じます。リモートワークの場合、運動不足や誰とも話さない日々が続くので、意識的に健康管理をしていく必要があると思います。

感染力の強さに対して治療方法が（erippe・大阪府・42）

感染力の強さに対して薬がなく、感染の拡大がとどまらないところ。また、感染者の中に症状の無い人(無自覚)が多い事が心配です。治療薬がない事がそれを抑止できない原因になっているかと思いますし、高齢者の方の致死率は高く、自分自身が保菌して、家族や周囲にうつしてしまわないか心配です。

換気（真打ち・栃木県・50）

議長は、2か月前「日本国内は非常に厳しい状況に入ったと 考えなければならない」と、この働く人の円卓会議で発信されており、緊迫した状況が継続していることを改めて痛感。また、議長のご指摘を新聞で読み(3/14付讀賣新聞)、できるだけ閉鎖空間を作らない対策の大切さを学んだ。換気という点でも、まだ寒い事もあり きちんと出来ていない。心配は尽きないが、正確な情報に基づいた対応を続けるつもりだ。

コロナ疲れ（ちゅま・東京都・47）

3月から家庭、職場両方でコロナ対応に追われています。今日から職場は近隣在住者のみで事業継続することになり、該当者の私はいつもと違う業務を行ってヘトヘト。こんな状況で免疫力が低下してもしかしたら…という気持ちでいっぱいです。

喘息の持病があるので怖いです（うさぎとねこ・大阪府・50）

軽い喘息の持病があり、予防用の吸入剤（シムビコート）を使っているのですが、通院して院内感染するのが怖いので薬を取りに行けていません。今のところ無症状ですが、万が一感染すると、通常の人よりもダメージが大きいと思うので、うがい手洗い、マスク着用には気を遣っています。ちなみに、最近一番怖いと思ったのは、電車で座っているときに目の前に立った人がマスクをしていないケース。真上で咳をされると避けようがないので、なるべく立つようにしています。

親も子も心のケアが必要？（Prune・海外・その他・42）

フランスです。終息しても、大人も子どもも何か心に問題が出てこないか心配です。16日からのテレワークとホームスクールの両立でたまにいらいらします。閉塞感もあります。外出禁止令以来、我が家は家族4人が24時間いっしょに過ごせ、家庭生活が充実しているとも言えますが、10歳と7歳の子供のうち、下の子は今週に入ってから明け方に親の寝室にやってきます。尚、軽い運動として、毎日1時間は家族でマンションの共有パーキングスペースで遊んでいます。（サッカーや縄跳び、自転車など）

ベトナムでは（marco302・海外・その他・48）

ベトナム駐在中です。中国と隣接しているせいかベトナム政府の対応早く、毎週のように政府による規制・対策が発令されています。しかし何よりも、政府による規制以前に国民の意識が早く、個々人で対策をとっているようです。在住者として感染してしまうとその影響は甚大なため、行動の自粛（といっても今はレストランもスポーツジムも映画館もクローズ）で自宅と会社の往復です。リモートワークのできない製造業なので、一般的な対策しかできないのが心もとないですが。

Think carefully（shachik・海外・その他・55）

在カナダ・バンクーバーです。家族が入院しているので日々バスを利用して病院訪問。患者1人当たり1日1名（同人物）の訪問許可です。レストラン、ファーストフード店はテイクアウトのみ、公共機関、学校も閉鎖中。他人との距離は2m置くこと等カナダ政府も通告しています。ウィルスは人間が運んでいるということを、混雑した中花見を楽しむ日本の人々もぜひ認識してほしいと思います。

心配しないようにしています（Jerryb・東京都・53）

「No」は願望です。いろんなことが不安で心配なので、自分の健康だけは心配しないようになりたいと思うのです。手洗いとうがいをする、人混みを避けるなど、できることはやる、あとはなるべく平常心で過ごす。「うつらない、うつさない」と心で唱えながら健康的な生活を心がけています。田村先生はじめ最前線にいらっしゃる医療者の方々は本当にたいへんだと思います。どうかお気をつけてください。

感染のメカニズムを考えること（costas・東京都・53）

「特別なこと」ではなく、逆に言うと感染するには原因が必要なわけで、他者の口からの飛沫を直接受けないこと（会話・発声）、直接でなくても空中に浮くマイクロ飛沫をもらわないこと（換気・屋外）に注意するだけで確率は激減すると考えています。「今週末特に注意」にしても、十把一絡げの「外出自粛」ではなく、危険な可能性が高い行為を絞り込んで感染プロセス（≒危険である理由）を説明した上での呼びかけが望ましいと考えます。

東京都の感染者数は週末の3日間で確実に増加しておりますが、急激な増加ではありません。昨日3月29日の東京都内での感染確定者は68名であり3桁台にはなっていません。ひとまずは、持ちこたえていると思います。

ただ、今の感染確定者は、過去14日間の間に感染を受け現在発症に至った方ですので、ここ3日間の東京都の外出自粛要請の効果は、これからの14日間（WHOの報告では感染から発症までの平均は5-6日）で、どの程度感染者数が増えてくるか、で分かります。

すでにさまざまな情報媒体から、みなさんの手元には感染予防策が示されています。2カ月前の働く人の円卓会議では、新型コロナウイルス感染は、飛沫感染、接触感染と説明しましたが、飛沫感染はもとより、一部、ウイルスを含んだ極小さな飛沫が長時間空中を漂い空気感染のように感染伝播する可能性も示唆されています。そのため、「密接場面」「密集場所」だけでなく、「密閉空間」も避けた方がよいです。【参考】「新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために」厚生労働省

初日の皆さんの投票では、感染による健康について不安に思っている方は、83％にも上るようです。
3月17日の『New England Journal of Medicine』で報告された中国からの論文では、新型コロナウイルスに感染した小児患者の約90％は、無症状（つまり不顕性感染）もしくは軽症でありました。つまり、彼らは感染発症の自覚がないため、他人に感染させてしまう可能性が非常に高いです。まさしく、erippeさんやMonicaUさんが心配されている通りです。また、インフルエンザと同様に、喘息や糖尿病、高血圧の持病がある方は、重症化へのリスクが高いので、うさぎとねこさんが懸念している通りです。

marco302さんからベトナム、shahickさんからカナダ、Pruneさんからはフランスの状況報告をいただきました。海外の情報提供、ありがとうございます。海外の感染者数や感染対策については、私達も認識をしておりますが、実際に生活されている方からの詳細なご報告は、より現実的な厳しさが伝わります。

現在、治療薬や診断方法の研究開発は、国内はもとより世界中で行われておりますが、新たな治療薬が開発・実用化されるまでには数年が必要です。2月に、中国で、感染から回復した方の血液中の抗体を使って抗体治療が試みられましたが、有効性は低く実用化はされませんでした。

現在は、HIV治療薬で使用されている抗ウイルス薬や、喘息で使用されている吸入ステロイドなど、別の目的で使用されている薬剤が、新型コロナウイルス治療候補薬として治療ガイドラインに記載されています。
（編集部注：3月30日朝のニュースでは、インフルエンザ治療薬「アビガン」の正式承認へ、政府が後押し、とも報じられています）

一方で、診断技術の開発については、すでに米国では新たな迅速診断キットが実用化され始めました。この検査キットは、数分以内に診断可能です。国内でも、迅速キットが数週間か数カ月以内に、臨床現場に導入されると思います。これによって、現在のようにPCR検査で数時間から1日かかるような検査から、インフルエンザのように数分で診断可能な検査へと改善されます。

現在、新型コロナウイルス感染症の診断は、医療機関を受診し、医師が疑わしい症例を保健所に問い合わせし、保健所と相談の上、PCR検査を行っております。しかし、一方で、韓国や米国では、検査希望者には車に乗ったままドライブスルーでPCR検査を行っています。
そこで、2日目の議論として、検査体制についてみなさんの意見を伺いたいと思います。

希望が有れば、症状や家族や周囲の流行状況と関係なく、片っ端から検査を行った方がいいのか。もしくは、日本のように、医療機関での診察の後、医師や保健所の判断というfilterをかけて検査を実施した方がよいのか、どう思われますか？　なぜ、そのように思われるのか、具体的なお考えも同時にお聞かせください。
★経済的な打撃も、議論しています。今、同時進行の＜働く人の円卓会議＞「コロナ感染拡大。生活への経済的打撃、大きいですか？」（議長：佐々木かをり）も続けて、投票投稿お願いします。


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★田村議長の過去の円卓会議より
・中国の新型肺炎。気になりますか？（2020年1月実施）
・地域の感染症情報、気にしていますか？
・インフルエンザ、今年かかりましたか？

• 2020.03.30
• 田村大輔 自治医科大学 小児科学 准教授、医薬品医療機器総合機構 新薬審査外部専門委員