佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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南谷真鈴さん

エキスプローラーズ・グランドスラム 世界最年少達成記録保持者


レポーターになったのは?

佐々木

20代の時は、夢なんてなくて、24歳ぐらいで結婚して、着物を着て三つ指をついて夫を迎えると思っていたの。

南谷

えっ? 何々? 何と仰いました?

佐々木

本にも書いたんだけど、私、20代の時って、女の人が働くとかっていうのは、よく知らないから、24、25歳で皆結婚するような時代だったこともあって、私も24、25歳で結婚して、着物を着て、旦那様が帰ってくると、こうやって玄関で三つ指っていうのをついて、「お帰りなさいませ」って言って、30歳ぐらいまでに2人子どもがいて、こういう、おばさんパーマが昔流行ったのを……。

南谷

していたんですか?

佐々木

違う違う! そんなイメージがあったから、私もそういうふうになると思っていたの。しかし、ならなかったのね。

南谷

レポーターになったのは?

佐々木

テレビ朝日のニュースステーションという番組のレポーターになった時は、もう会社を作っていた。ユニカルインターナショナルという通訳・翻訳の会社。イー・ウーマンは2000年だけどね。とにかく、本当に目の前のこと、頼まれたことを続けて来たんですよね。

南谷

すごいなあ。

佐々木

でもね、今、21歳だったら、今の社会での情報量はとても多いし、可能性もたくさんあるから、もっとスピードが速かったかもしれない。つまり、私は30年かかって、やっとここまで来たんです。

南谷

「やっと」って……。

佐々木

私、遠回りしながらここまで来た。

南谷

いやいや、そんなこと、ないじゃないですか。

佐々木

いや……。何の対談だか分からなくなった。どっちが励まされているのか。(笑)

南谷

すごいじゃないですか、国際女性ビジネス会議とか。

佐々木

真鈴ちゃんも似ているかもしれないけど、ある意味で、強さというのは、無知とかから来るでしょ? 無知っていうことは、ときに、パワーだよね。ちゃんと責任を取ればね。言ったことを守れば。だから、それが似ていると思うんだけど、ある意味。


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