イー・ウーマン（ewoman）

こんにちは、婦人科医の鈴木美香です。
毎日暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
 
私が診療を行っている婦人科外来には、最近は暑さのためか、だるさが抜けない、食欲がない、身体がむくむ、職場の冷房で冷えに悩んでいる、などの症状を訴える患者さんが多くいらっしゃいます。「婦人科というとなかなかかかりにくい」というイメージを持っている方は、そのような理由でも婦人科に掛っていいの？と感じられるかもしれませんが、かかりつけの主治医として婦人科医を選んでいる女性も少なくありません。
 
女性の身体は、女性ホルモンの短期的、長期的な変動の影響を受けて、とても複雑です。そうした女性特有の変化を熟知した婦人科医は、女性の様々な体調の変化を相談するには心強い支えとなり得ます。
 
しかし、婦人科受診＝恥ずかしい、という思いが先行し、受診をためらう方が多い傾向にあります。その結果、婦人科疾患の発見の遅れや、症状の持続によるQOL(Quality of Life)の低下を招く恐れがあります。また、日本での子宮頸がん検診受診率はいつも先進国で最下位、という結果にもつながっていると思います。
 
みなさんは、いきつけの婦人科、ありますか？
いきつけの婦人科がある方は、どのようにしてその婦人科を見つけましたか？　そして、どのような理由から、そこをいきつけとしていますか？
いきつけの婦人科を見つけたいと思っている方は、どのような婦人科にかかりたいですか？
 
今回の円卓会議では、いつでも何でも相談できる婦人科のかかりつけ医（パートナードクター）を見つける方法をみなさんとともに探っていきたいと思います。


【鈴木議長 過去の円卓会議より】
◆婦人科検診について情報交換できる友人がいますか？
◆女性の健康管理の補助制度、活用していますか？

• 2012.07.27
• 鈴木美香 医学博士　産婦人科医