イー・ウーマン（ewoman）

夫の一言が契機（kyoko004・神奈川県・36）

結婚し、家計を任された際の夫からの「任せるからにはちゃんとやってね」の一言を契機に、勉強をし、現在は毎月の資産状況の把握に務めています。毎月の収支は大まかに把握する程度。ただ、全金融資産における低、中、高リスク資産のそれぞれのバランス（割合）を意識し、全金融資産が平均で何％で運用されているかはしっかりチェックしています。運用利率による将来の資産額の差に衝撃を受けつつ、はや10年。楽しく資産管理しています。

把握はしていますが、老後はまだ（Qingmu・海外・その他・41）

ある時ふと我が家の資産状況を把握できていないことに不安を覚え、全員の通帳や保険証券を出してきてエクセル表にまとめました。資産把握したことで、思っていたほど資産が増えていないこと、ボーナス時の支出が多すぎることに気づき、毎月の定額貯金を始め、ボーナス時の支出を抑えるようになりました。が、老後資金や相続のことはまだ考えられていません。今回勉強したいと思っています。

10年前の自宅火災をきっかけに（あきんぼ・東京都・47）

火災に遭ったとき、自分の財産を把握していないことに気づき、excel表にまとめたのをきっかけに、年に1度時期を決めて資産の棚卸をするようになりました。10年前時点との差額を見て、がんばった自分を心の中でほめます。また、住宅ローン残高と資産の差額を見て、子どもの学費計画を念頭に置きながら繰上返済計画を立て直します。

年に一度のたな卸し（niconico・47）

年始にその時点の大まかな収支とシミュレーションを行うようにしています。きっかけはマンション購入。あとは会社でサポートしてくれる保険の内容のセミナーに出席し、民間保険は今の会社にいる限りほとんど必要ないことがわかり、その分を投資にまわすきっかけとなりました。日常的なレビューは難しいですが、年末年始はよい機会になります。ホリスティックな無料のソフトなどあると便利だなとは思っていますが、まだ探しきれていません。。

若いころ頃からの意識が大切（yuki-desu・奈良県・43）

住宅購入を考えはじめた15年ほど前から、資産額を把握するようになり、金融資産についても勉強しました。現在、負債もなく生活できており、資産は管理できているほうだとは思います。ただ、新入社員の頃から、金融に関する意識や知識を持っていれば、違っていただろうなと思う事は多く、日本の高校生や大学生にも金融教育をする必要があると感じます。

夫の退職セミナーがきっかけ（kitazakura・北海道・50）

来年３月で、夫は勤続42年の職場を定年退職となります。先日、職場の共済組合が主催する「退職セミナー」に夫婦で参加しました。そこでは、今後の生活設計や諸手続について学ぶ講座がセッティングされており、とても参考になりました。私自身は退職まであと10年ありますが、このセミナーが、私達の今後のライフプランを具体的に考える契機となり、資産をすべて確認する作業を行ったところです。

細かいところまではわかりません（まちじょ・埼玉県・33）

プラスの財産は預貯金と夫名義の土地・家、証券、保険。マイナスの財産は夫名義の土地・家のローンと把握しています。しかし、おおざっぱにどれくらいある、ということはわかっていても、細かいところまでは調べたこともなく把握していません。数字をみること、考えることは苦手ですが、常に自分自身を守っていくために、自分の資産額を把握することは大切だと考えます。

振り返って考えてみると（たろまる・東京都・36）

結婚した時、家を購入した時など大きなお金が必要な時に確認したものの、把握する習慣がない状況です。最後に確認をしてから2年近く、現在は把握できていません。将来必要なお金に不安があっても、悩むばかりでどうしていいかわからないのは、現状把握できていないからですね。議長の「自分の財務状態」という言葉にハッとしました。会社と同じように、自分の決算日を決めれば、大掃除や法事などのように年中行事的に、定期的に把握することを習慣にできそうな気がしてきています。

老後資金も資産と聞いてヒヤリ（くみこさん・宮城県・36）

預貯金と株、投資信託があり、ローンはありませんが借家住まいで不動産もありません。預金は利率がよくコンビニからは手数料無料のネット銀行に預けた分を、気が付くとしょっちゅうおろしてしまい、定期を崩して生活費の足しにすることも……。株は全体では上がりましたが個別で大損しているものがあり高い勉強代になっています。自分の老後は公務員の年金が付きますが、自営のパートナーは働けど火の車のようで、その分の負担も今は目に見えているので私が頭を痛めております。

「今」を楽しむために必要（naoch・神奈川県・44）

頭の中でざっくり、「あそこにいくら、ここにいくら。毎月積み立てがいくら。ローンがいくら。」と把握しているつもりでしたが、あるとき毎月の収支がマイナスなことに気づきました。生保で入っている個人年金などを忘れていたため、いつのまにか毎月の積立が結構な額になっていたのです。そんなに切り詰めて積み立てているのは老後の心配のためですが、「今」の生活を楽しむために、そろそろきちんと「いくらあれば安心できるのか」を考えて、計画的な貯蓄、投資をしないとな、と思っています。

たくさんの投稿をいただき、ありがとうございます。
1日目の投稿では、64％の方が「YES」とお答えいただきました。実は、忙しいピアのみなさんは、「資産の把握」まで手が回っていないのではないかと思っていたので、この割合は正直予想以上でした。
 
N0とお答えいただいた方も「数字をみること、考えることは苦手ですが、常に自分自身を守っていくために、自分の資産額を把握することは大切だと考えます。」（まちじょさん）というように、今は把握していなけれど、必要だとは思っている、という方が多いようです。
 
資産把握を始めた理由は「住宅購入」（niconicoさん、yuki-desuさん）「夫の退職セミナー」（kitazakuraさん）「自宅火災をきっかけに」（あきんぼさん）など、なんらかのきっかけがある方が多いようです。
 
たしかに、日々忙しくしているとなんらかのきっかけがなければ、「資産把握」は後回しになってしまうかもしれません。この円卓会議がみなさんの資産把握のきっかけになるとうれしいです。
 
資産を把握しているという方の投稿を拝見していると、「全金融資産の利回りまでチェックし、楽しく資産管理しています」（kyoko004さん）という頼もしい方も！
また、「思っていたほど資産が増えていないことに気づき、毎月の定額貯金を始めました。」（Qingmuさん）というように、全体を俯瞰することで色々な気づきがあるようです。
　
ただ、その一方で、資産把握をして安心している、という方も多いようです。せっかくの労力をかけて「資産を把握」するのですから、何らかの役にたてなければもったいないですよね。
 
また、全体の議論から「老後」や「相続」のためではなく、「「今」の生活を楽しむために、」（naochさん）というキーワードが多くみられました。
 
そこで、今回は「資産把握をどう役立てるといいと思いますか？」という質問をさせていただきたいと思います。
 
私自身は1回目にも書いた通り、「老後資金」や「相続」のために、資産管理！と思っていましたが、もっといろいろな使い方がありそうです。
 
既に資産を把握しているという方は、具体的にどう役立てているのか、またどう役立てていけばいいと思っているのか。資産を把握していないという方も、どう役立つと思えば実行に移せそうかなどのご意見をお聞かせいただきたいと思います。
 
また、YESとお答えいただいた方には、実際に資産を把握するうえで大変だったことや困ったこと、「ここを工夫した」ということ、「NO」とお答えの方は「資産を把握する上での心的・物的ハードルなど」がありましたら、是非教えてください。
 
その他色々なご意見もお待ちしております。
投稿よろしくお願いします！



★板倉議長の過去の円卓会議より
・相続について、考えたことありますか？
・遺言書、書こうと思ったことありますか？
 

• 2014.02.24
• 板倉 京 税理士、シニアマネーコンサルタント、株式会社ウーマン・タックス代表取締役