イー・ウーマン（ewoman）

休職し復活しました（Nyaon.・兵庫県・41）

上司より侮辱・ひどい暴言など精神的な攻撃をされつづけ、同伴外出の際に公衆の面前でひどい叱責を受けでパニックになり、心療内科に駆け込みました。その後、会社で設置しているセクハラ・パワハラホットラインに通報し、会社側と面談。半年休職し復帰。復帰時にもともと言動に問題ある上司のため会社側の理解もあり、上司は別部門へ異動、同僚の方々に暖かく見守っていただけたことで復活しました。早くに周囲に助言を求めていれば、自分を追い詰めずに早くに対処ができたのかもしれません。

モラルハラスメント（Nao-A・東京都・42）

今回の議題ではないかもしれませんが、私は「モラルハラスメント」を上司から受けています。はじめは、自分が至らないところの指摘や注意だと思っていたのですが、どうでもいいことの指摘や、できなかったことに対する大きなため息、威圧的な表情や態度に、その人を見るだけで動悸が激しくなったり、手が震えたりするようになりました。友人がそれをモラハラだと気づかせてくれ、書籍を読み対処法を知り、その行為自体は相手の問題だと思うことで、少し耐えられるようになってきました。

逆マタニティハラスメントもある（オレンジのひまわり・神奈川県・37）

私は、セクハラ・パワハラを受けたことがあります。マタニティハラスメントという言葉がありますが、ある程度、制度がある企業ではこれよりもマタニティの人によるセクハラやパワハラに繋がることがあり、私に起きました。「妊婦だから、この仕事はできないから（妊婦ではないあなたが）代わりにやってくれ」「妊娠したので、産休はあなたはしばらく取らないで」「妊娠をマタニティの人が復帰するまで待って」と、マタニティご本人と上長に、私も子どもが欲しいのに言われました。

社会的男というよりオスな男社会（おひさまようこ・東京都・35）

うちの業界は重量物を扱うことも多く、男女の区別が合理的であることも少なくありません。「男だけのグループは気楽でいい、女は邪魔」とか「女の子は男をやる気にさせるために必要」という考えを持っている人もいます。新人の中には違和感を覚える人もいますが、先輩や仲間とうまくやっていくために必要な「可愛げ」は男女関係なく持つものだという話をして乗り切ります……。

子どもを授からないことで（kitazakura・北海道・50）

30歳代、子どもを授からずに不妊治療をしていた時のことです。職場の同僚には気遣いをうけましたが、他の仕事関係者や、地域の人からは、ハラスメントを受け、たいへんでした。地域行事の酒宴で、「なぜ子どもができないか」をおもしろおかしく話題にされ、犯罪の域に達する痴漢行為まで受けたことがあります。そのことを地元警察に相談に行きましたが、「被害届を出すと、後々この地で生活しにくくなる」と警官に届け出をあきらめるように説得されました。とても悔しかったです。

もちろん昔は……（pagi・東京都・50）

私が就職した当時はチークダンスなども容認するような文化だったので、それに類するセクハラ（当時は言葉も概念もまだなかった）が普通でした。情勢の変化と共にかなりなくなってきましたが、ジェンダー的なセクハラには、やはり時々遭遇します。ただこちらも、そのつもりがなくても行為者になりうるキャリア・年齢になっており、気をつけなくてはと思っています。

根の深いものはあります（blueberry53・大阪府・57）

私がここまで会社生活を続けてこられたのは、それほど大きなパワハラなどを受けなかったからだと思います。ただ、今は学校で禁止されている体罰ですが、かつては数多く見られたように、時代の変化で当時は仕方がないと思うことも今はパワハラと言えるようなこともあったと思います。しかしながらかつても今も変わらないのは、表に出ないハラスメントです。結局、世の中はこんなものかと思うことが多々あります。水面下に潜ってしまう問題をオープンに議論できる社会になればと願っています。

管理職教育があった（marco302・海外・その他・42）

今まで勤めてきた企業では、ほぼ管理職教育にパワハラ・セクハラがトレーニングされていました。当時はセクハラが主でしたが、お蔭様で働いていて嫌な思いをすることはなくなりました。ただ、現職に転職してから、経営者から「女性は家庭を守るべき存在だから残業はさせられない」という発言がありました。会社の体質を疑いましたが、これもセクハラでしょうか。

皆様、たくさん投票していただき、ありがとうございました。

社会的にセクハラもパワハラも認知が広まり、企業などでも対策が進み、あからさまなハラスメントは減ったのでは、と予想していたのですが、7割近い人がハラスメントを受けたことがあると回答、まだまだこの問題が根深く残っていると改めて感じました。コメントをいただいた中には、「見えないハラスメント」どころではなく、都議会も真っ青な事例もありました。
 
では皆さんは、実際セクハラやパワハラにあった時に、どうしましたか?

都議会や国会のセクハラヤジが明らかになった時に、女性議員がすぐにその場で反論せずに苦笑いしたことに、私の周りでも「もっと毅然と反論して欲しかった」という意見もありました。ただ、コメントを見ても、ほとんどの皆さんは、実際ハラスメントに直面した時にどう対応したらいいのか、ひとりで悩んでいる様子が伺えます。先輩や仲間とうまくやっていくには「可愛げ」が必要、と乗り切っているおひさまようこさんの投稿もありました。

Nyaon.さんのように会社の相談窓口に相談する方法もありますが、そのせいで職場にいづらくなったという経験をした人もいるのでは？
 
実際、私はこうして対処した、または対処できなかった、その結果どうなったのか、セクハラはなくなったのか……など、セクハラやパワハラにあった時にどうしたかという経験をぜひお寄せください。
NO（経験がない）の方は、どのような状況なのか（marco302さんのように研修があるなど）を教えてください。


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• 2014.07.21
• 浜田敬子 ジャーナリスト、前BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長、AERA元編集長