イー・ウーマン（ewoman）

最低限やることだけにする（おれんじ７８・神奈川県・39）

こども3人います（末子は5歳）。家事も育児も10年間ほぼワンオペです。私にとっては、義母に手伝ってもらって気を遣うより、自分の出来る範囲で最低限のことだけやるほうが気楽です。ただ、掃除も毎日、身だしなみもきちんと、隣近所にも時には挨拶を等、全部やろうとすると間違いなくパンクするので、ほんとに自分にとっての最低限だけやると割り切っています。

ワンオペ育児と意識せずに（mr-mama・北海道・42）

子育て13年になりますが、平日夫が夕食に参加できたのは10%に満たないです。残業で帰宅は遅く、また現在も単身赴任中です。保育園、祖父母に頼ったのも事実ですが、親としてやらなければならないことは必ずあります。「夫がいれば……」と思うこともありましたが、「1人でこなす」ことを意識した途端に「両足でしっかり立った感覚」になりました。たまに2人でやろうとするとうまくいかなかったり（笑）

精神的な安定（kyoko004・神奈川県・有り・40）

長男が生まれてから9年間、主人が海外赴任で両実家が遠方のため、ワンオペ育児でした。ただ、この9年、2人の子どもと楽しいの一言に尽きる充実した時間でした。助けを得られる家族がいないと、全て私がやるのが当たり前、そのため、誰かに不平不満を感じることはありませんでした。また、自治体や会社から心配されることが多く、これも目をかけていただいていると、とても感謝しました。精神的に安定していたのが、この9年が楽しかった理由だと思います。

地域のサービスを活用（えこりん・神奈川県・41）

うちは夫は協力的ではなく実家も通い。ワンオペ育児に早々と限界を感じたので、周りの大人みんなで育ててもらうという意識に切り替えました。保育園では保育士さんに育ててもらう、土日の一時保育（別の保育園のサービス）も活用、夜遅い時は地域の子育てサポートの提供会員さんにお願い、近隣の病児保育も4ヵ所登録、使えるサービスは全て使いました。保育園のお迎え後に保育園のママ友と子連れ外食することが息抜き＆楽しみでした。

広い視野（n.dan　・広島県・43）

夫も子育てに参加してくれていますが、特に夜は当てにならず実母に助けもらっています。共働きの場合、どうしても女性の方に負担がかかります。男性の育児に対しての関わり方について会社いえ、社会がもっと積極的になってもらえるとプライベートも充実してくると考えます。自分も子どもがいなかった時は仕事中心でしたが、もっと視野を広げて他の経験も必要だと感じています。

家族以外も協力したい（Ｔｏｈｋｏ・東京都・48）

家族の助け合いだけでなく、「地域で」協力ができるのではないかと考えます。先週の円卓会議であった在宅勤務の普及や、シルバー人材の活用など、日中のちょっとした見守りは工夫次第で可能かと思います。もちろん、資格要件や親御さんの安心を得る方法など、課題は多いと思いますが、地域でのコミュニケーションの活性化にも役立つのではないかと思います。

環境を整える（準備）ことが一番（シンゴパパ・静岡県・50）

職場で「家族との生活、育児を優先します」ということを宣言することが大事かと思います。出来れば身近（直属上司がベスト）にイクボスを探すこと。そして、イクボスに子育てへのコミットを宣言しておくことが大事です。職場に周知出来れば、後は実行のみ。突然の妻や子どもの体調不良、保育園・幼稚園からの呼び出しにも、 「子ども（妻）が急に体調悪くなったので」で駆けつけられます。やはり、環境を整えておくこと（準備）が一番かと。

人生を楽しむ教育を（riricho・広島県・53）

私は人生について考える教育があればあればよいと思う。小学生の頃から赤ちゃんと触れ合って子育ての面白さ、ぐずる赤ちゃんのお世話や、就職すると家事も子育ても男女関係なく行うことをイメージできる教育が加味されると、一人だけに任せない大人に、あるいは育児で困っている人が周りにいると助けることができたり、理解できる大人に育つのではないかと思う。

20年以上前、ワンオペでした（あきんぼ・東京都・50）

文句を言っても変わらない夫に腹を立てながら子どもに接するよりは一人でこなした方がいいと思いがんばるうちに、本当に夫が不要だと思うようになり、離婚してひとりで子育てを終えました。実家近所に住んでいたので、仕事で遅い日の保育園の送迎は、実家＆近所の50代以上の女性連中を頼りましたが、普段はワンオペで回してました。

たくさんの投票とコメントをありがとうございます。コメントの方向としては、ワンオペ育児に対して腹をくくる派と、夫をあきらめる派、働き方を変えて育児を勝ち取りワンオペ育児を回避していく派に大きく分かれた感じですね。
 
「全部やろうとすると間違いなくパンクするので、ほんとに自分にとっての最低限だけやる」（おれんじ78さん）、「「1人でこなす」ことを意識した途端に「両足でしっかり立った感覚」」（mr-mamaさん）というコメントもいただきました。
1日目のコメントにも書きましたが、「ワンオペ育児」という言葉が駆けめぐったときに、自分自身を「ワンオペ育児、私のことだ」とラベリングして、さらに辛い気持ちになったママも少なくないと思いました。でも、逆に、「ワンオペ育児の中で、どうやってやりくりしていくか」という位置に立つことが、育児家事に前向きになれることにもつながりますね。
 
「使えるサービスは全て使いました。保育園のお迎え後に保育園のママ友と子連れ外食することが息抜き＆楽しみでした」（えこりんさん）というコメントのように、私自身、保育園のママ友にはたくさん助けてもらいました。そして一緒に戦ってくれる戦友でした。程度の差はあれ、夫の帰りが遅く、家事育児を一人で回しているママがかなり多かったし、だからこそ「一緒にお迎えしておくよ」「ご飯食べさせておこうか」なんて、ピンチの時には助け合える仲間でした。
 
「自治体や会社から心配されることが多く……。精神的に安定していたのが、この9年が楽しかった理由」（kyoko004さん）というコメントもいただきましたが、心配してくれている人の存在は、心の大きな支えになりますね。
 
「本当に夫が不要だと思うようになり、離婚してひとりで子育てを終えました」というあきんぼさん。さまざまなことがあっての選択だったと思いますが。もし回避できるなら、パートナーに気持ちを伝えて、働き方を変えてもらう、家事育児をどうやって共有やシェアできるのかを相談して、家族のあり方を見直すチャンスにすることも大事だと思っています。
 
「職場で「家族との生活、育児を優先します」ということを宣言することが大事」というシンゴパパさん。せっかくの人生。夫婦になり、子どもが生まれて家族になったのだから、家族時間をもっと楽しめた方が、それぞれの人生が豊かになるのではないでしょうか。そのためには、パパ自身が自分から職場にアプローチしてみることも大事だと思います。
 
「ワンオペ育児」。母親の負担を減らす方法、ありますか？
実際にワンオペ育児を体験した方は、どこが一番辛かったのかなど具体的に教えてください。ワンオペ育児から脱却する方法や、逆に楽しんでしまう方法など、具体的なアイディアや体験談もお待ちしています。お子さんのいない方もぜひご意見ください。





★高祖議長の過去の円卓会議より
・しつけのつもりが行き過ぎる。理解できますか？
・児童虐待防止のため、親のストレスサポート、必要ですか？
・パパは子育て、してますか？

• 2017.04.24
• 高祖常子 子育てアドバイザー、インターネットサイト「こそだて」編集長、NPO法人児童虐待 防止全国ネットワーク理事