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会議番号:3454 開催期間 2017年09月01日- 01月12日
こんにちは。共同通信の磐村和哉です。働く人の円卓会議で初めて議長を務めます。 北朝鮮が8月29日早朝に発射した中距離弾道ミサイル「火星12」は、北海道上空を横切り太平洋に落下しました。北朝鮮の発射した飛翔体が日本の上空を通過するのはこれで5回目です。過去4回のうち3回は「人工衛星だ」と主張し、国際民間航空機関(ICAO)など国際機関に発射期間やコースなどを事前に通告していましたが、今回は兵器である弾道ミサイルの発射実験を予告無しで実施、極めて危険でした。 私は北朝鮮情勢に関する講演のため、ちょうど函館駅前のビジネスホテルに滞在していました。講演を前に函館の朝市を散策しようと早朝5時半頃に起床し着替えていたところ、午前6時前後にスマホのJアラートが鳴り、自分の取材とテレビ局からのコメント対応などで散策どころではなくなりました。 その後判明したミサイルの通過コースは、大気圏外の高さで日本の領空外ではありましたが、まさに函館の真上でした。通過コース周辺には、自衛隊と在日米軍の通信基地などの施設や大間原発などがあります。万一、高度制御に不具合が生じ、切り離したエンジン部分などの破片が落ちてくれば深刻な事態です。 特に、「火星12」の液体燃料には、酸化剤に毒性の強い成分が含まれており、タンクなどが分解して落下した場合、燃焼しきれなかった燃料が空中で拡散する危険性も考えねばなりません。 昨年から弾道ミサイルの試験発射を頻繁に繰り返している北朝鮮は、これまで発射角度や燃料などを調整して日本海に落下させる飛ばし方をしていました。日本列島越えというタブーを外した今回の発射は、日本にとって北朝鮮の軍事的脅威が現実のものとなっていることを示したといえます。 このような状況を、あなたはどう捉えていますか?北朝鮮の弾道ミサイル発射に、脅威を感じていますか? YES、NOで答え、その理由を教えてください。 一週間、アメリカや中国、日本の対応について考えていきたいと思います。投稿をお待ちしています。
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