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会議番号:3532 開催期間 2019年02月22日- 03月01日
みなさん、こんにちは。小児科医の田村です。 今回は、今、連日のようにニュースになっているインフルエンザ感染症について議論したいと思います。 今シーズンの流行は、1月になってから急激な患者数の増加があり、医療機関はインフルエンザ患者の対応にひっ迫していました。栃木県での通常の数倍もの発熱患者が夜間休日診療所に殺到し、インフルエンザの合併症である肺炎などの呼吸不全、もしくはけいれんによる意識障害などにより入院できる医療機関への搬送が多くありました。 今週になり感染者数は下火になった印象もあります。実際、国立感染症研究所によるインフルエンザ様疾患発生報告では、全国的に感染者は減少しています。 しかし、これからインフルエンザシーズン後半になってくると、国内ではB型が流行しはじめます。B型は、既存の抗ウイルス薬の効果が低いため症状が長引きます。花粉症の時期とも重なり、咳・鼻水など上気道症状はインフルエンザとの区別がつきづらくなり外来診療を複雑にします。 今年は、国内では新規抗インフルエンザ薬も発売され、皆さんのインフルエンザ感染症に関する関心も非常に高いと思います。ワクチンの議論は、以前この円卓会議で行いましたが、今回は、まず、今シーズンにインフルエンザにかかったか?にYES・NOで投票してください。そして、インフルエンザに罹った方は、どんな症状であったのか、どんな薬剤を処方されたのか、もしくはされなかったのか、インフルエンザに罹らなかった方は、どんな予防をしているのかなど、投稿いただき、議論していきたいと思います。 それでは、1週間、よろしくお願いします。★田村議長の過去の円卓会議より・インフルエンザ、早くも流行。ワクチン接種、受けますか?・インフルエンザに備えていますか?・はしか流行中。空気感染すること、知ってましたか?
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