イー・ウーマン（ewoman）

流れに身を任せるしかない？（2kishir0・東京都・31）

そろそろ婚活を…と重い腰を上げた途端にコロナ禍に突入してしまいました。何人かの方とお会いしましたが、こんな状況ですから婚活市場では相手を見る目がさらにシビアになっているのではないかという気がします。対面での機会が減り、今までよりも信頼関係を構築することが難しくなることで、人間的に魅力のある人とそうでない人の格差が広がっていく気もしています。婚活の前に自分自身をしっかりしなくてはと思う一方、そのまま婚期を逃しそうと焦る自分もいます…とほほ。

夫婦の役割が逆転（ranran_mk・群馬県・40）

妻とは共働きフルタイムでこれまで仕事家事育児は協力してきましたが、どうしても妻の方が家事育児の比重が多くなっていました。しかし、コロナで妻は現地でないとできない仕事、私は完全テレワークとなり、家事や子どもの迎えなどの割合が3割ほど入れ代わって逆転(いや、やっと五分五分ですね)しました。妻の負担が減ったことでお互い機嫌もよく、結果的に良い関係になっています。

ときおり結婚の話が出るように（abbyi・神奈川県・42）

パートナーは実家住まい、私は一人暮らしで、今は婚姻関係は無いのですが、春の緊急事態宣言の際にほぼ2カ月会えなかったことが堪えたのか、今まで結婚の話を避けていたパートナーの方からときおり結婚の話が出るようになりました。まだはっきりプロポーズされたわけではありませんが、本人なりに真剣に考えているようです。

在宅勤務でお互いがみえるように（chako21・京都府・42）

在宅勤務が始まった当初は息苦しかったが、不満は貯めずに互いに伝え相談し、お昼ご飯も各々自分の分を準備する等、互いに対等で無理をしないスタイルに行き着いた。相手が置かれている状況が前より見えることで、なんかいらいらしてるなあと思ったときに原因を推し量れたり、さりげないカバーが互いにできるようになってきた。コロナ禍で結束して子どもや親、収入源（仕事）を守っていかなくてはいけないという思いも、パートナーがいることで孤独感が緩和され、感謝している。

新たな出会いをどうつくる？（らふぃき・徳島県・41）

昨年こそはパートナーを見つけたい！と思っていましたが、自粛する日々ではなかなか機会がつくれないまま年が明けてしまいました。オンラインの場で出会えたらよいなと思っても、田舎に暮らしているので、都市部の方や県外の方と会って、もし何かあると、と思うと躊躇があります。とはいえ、早くパートナーをつくって、この自粛の日々を一緒に楽しく乗り切りたい！

優しくなれない（ナカサワ・東京都・51）

既婚で高校生の子どもがいます。夫との仲は悪くなったと感じています。春の緊急事態宣言下で全員在宅となり、家事負担が増えた辺りから私がイライラし始め。今は私朝型、夫夜型で生活リズムが合わずイラっとすることが多いです。途中、子どもの進路問題でも意見が割れました。お互い、譲り合い気配りが必要と思いつつ、子どもの言動をやり過ごすのが限界で余力がなく、夫には優しくできません。

そもそもパートナーが（simasima・福岡県・52）

いったいこの先、いつまで独りでいるつもりだろう・・・ヒットソングではないですが、この気持ちでした。デフォルト、パートナーがいない。震災、コロナで親はいても今後一人？に不安が増しました。それがようやくパートナーができ、一緒に色々楽しんでくれる人を探していた彼と出会い、お家時間を楽しんでいます。もし何かあった時のことを考えると入籍必要だな、老後どうする？と楽しんでばかりもいられないですが、これまでと違った問題を解決していきます。

見える化で互いの時間を尊重（Lily27・東京都・39）

2人の幼児を育てながらの共働きで夫婦ともにリモートワーク。会議の声が聞こえないほど離れた部屋にそれぞれ籠り、自由に仕事に没頭。日中会話をすることはなく、出勤と同じ環境を保っています。そのため関係に変化は感じていません。ただ夕方私が食事の支度に部屋から出てくると、自然と夫も仕事を切り上げ保育園のお迎えに。夜子どもが寝静まるまでは、お互い家事育児に専念するのが暗黙の了解。家事育児の負担が見える化することで、互いの仕事時間を尊重するようになったように感じています。

変わっていないと思っていますが（ゆうあんどみいこ・東京都・57）

お互いに性格的にベッタリが苦手なので、距離感を保つのが上手いかもしれません。それぞれ個室を持てる住環境なので、そのお陰もあるかも。私は昨年、思いがけず大病を患いましたが、夫はあれこれ心配して世話を焼いたりしないでくれるので、本当にありがたいです。ただ、あれだけ外出好きだったのに、ずっと家にいて腰やら膝やらに痛みが出てきても、ストレッチやウォーキングも面倒くさいとやらない夫を見ると、ちょっとイラッとしますね（笑）

ご意見、ありがとうございます。私は、コロナ禍が今まで潜在化していた生活上のさまざまな格差を顕在化させているとみています。仕事でも、テレワークができたり安定した正社員の人は、多少不便になったという程度の人が多いでしょうが、もともと弱い立場だった非正規やフリーランス、観光などの自営業の人の中では、生活困難に陥る人も増えています。
 
パートナー関係もその例外ではありません。家庭にいる時間が増えて、ranran_mkさんやchako21のようにうまくいっているケースもありますし、変わらないと思っている「ゆあんどみいこ」さんや「Lily27」さんも、普段からコミュニケーションがとれているから、何事もなく対応できているのだと思います。
 
ただ、ナカサワさんのように子どもがいるなど、多少、イライラの種を抱えているカップルにとっては、普段感じていた不満が顕在化するきっかけになっているケースもあるようです。
 
独身の方は、2kishir0さんが「人間的に魅力のある人とそうでない人の格差が広がっていく気もしています」といわれていますが、simasimaさんやabbyiのように、交際が進展するきっかけにもなる一方、交際相手がいない人にとっては、なかなかつらい状況のようです。
 
「コロナ禍でパートナーとの関係は変わりましたか？」
シングルの方は、「婚活、恋活に影響してますか?」
YES/NOで投票のうえ、パートナーがいる方は、一緒にいる時間をどのように過ごしているか、ストレスをどのように解消しているかなども書いて投稿いただければありがたいです。今、パートナーがいない人は、交際相手を求める気持ちに変化があったかについて教えてください。

★山田昌弘議長の過去の円卓会議より

・結婚することは必要でしょうか？

・レンタルフレンド、使ってみたいですか？

・自治体の婚活支援、賛成ですか？

• 2021.01.11
• 山田昌弘 中央大学 文学部 教授