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会議番号:3628 開催期間 2021年02月12日- 02月19日
女性に対する不適切な発言をした東京五輪・パラリンピック大会組織委委員会の森喜朗会長が辞任する意向を固めたという報道がでていますが、皆さんはこの問題、どのように見ていますか? 私は、森さんの「女性が入っている会議は時間がかかる」という発言を聞いた時、怒りを感じたというより、正直、あきれてしまいました。森さんは今が2021年だということをわかっているのでしょうか。そして、ご自分が、性別や人種や国籍や宗教などの差別をしないことを掲げる国際的な祭典であるオリパラの組織委員会のトップだということを認識していないのでしょうか。 2015年にカナダのトルドー首相が、閣僚の半分が女性の内閣を作った時、記者になぜこのような内閣を作ったのかを問われ、「Because it’s 2015!(だって2015年だからね!)」と言ったのを思い出しましたが、日本は2021年になっても女性を蔑視する人が、社会のトップにいるのだと世界に露呈してしまったような事件だと思っています。世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数の順位でも、日本は153か国中121位です。 女性の入っている会議は時間がかかると言ったのは、本来であれば質問せずにシャンシャンと終わるはずの会議なのに、女性たちが色々質問してきて、「女性は空気が読めない」と思ったというのが本音ではないでしょうか。しかし、会議の空気を読み、忖度をしたために、質問も意見も言えないのだとしたら、そんな会議の方が問題です。 今回、メディアやSNSを通じて、多くの人が怒りの声をあげました。 森さんの発言が、オリパラ組織委員会のトップとして不適切だったこともありますが、多くの人が、これは組織委員会のガバナンスに問題がある、そして大きな意味で、男性中心の日本社会そのものが問題であると感じたからではないでしょうか。 それでは、森さんが辞任して、問題は解決するのでしょうか? この問いへのYes/Noの投票に加え、今回の問題の本質はどんなところにあるか皆さんのご意見をいただきたいと思います。1週間皆さんとこの問題を考えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。*イー・ウーマン編集担当より皆さまへ 投稿のルール「I statement」(「〜べき」は使わないなど)を守り、「国民は」「普通は」などではなく、「私」を主語として、自分の考えを投稿してください。 掲載する投稿には、編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。★大門議長が登壇した国際女性ビジネス会議のレポートより ・トークショー「ジェンダー平等が大切な理由」第24回国際女性ビジネス会議 ・円卓会議「SDGs and Media」第24回国際女性ビジネス会議 ・トークショー「旅の意味」第25回国際女性ビジネス会議
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