イー・ウーマン（ewoman）

乳がん検診後のフォロー検診（やっちゃん２４・大阪府・53）

数年前の乳がん検診で、要再検査の結果だったため、毎年乳腺外来の先生がフォロー検査を行なってくださっています。今年も先日受けました。コロナ禍において検査していただくことが申し訳なく、思い伝えたところ、「コロナ対策はしっかりしているので気にしないで。検査の方が大事」と言ってもらいました。他の定例のがん検診も受けました。みなさん「気にせず受けてください」と温かい言葉をいただき、コロナ禍に流されずきちんと検査を受けることは大切だと思いました。

勤務先の検診で毎年受診します（朝顔 咲・神奈川県・57）

勤務先の検診ではマンモグラフィーかエコーのいずれかの選択が出来ます。母が43歳で乳癌を患ったこともあり、必ず受けます。

受けました（SallyChan・東京都・51）

家系に乳がんの人がいたからと年２回くらい受けている友人がいますが、私は健康診断のときだけ受けてます。あとは自分でお風呂に入るまえにチェックする程度です。コロナ禍でも健康診断と歯科・眼科の定期検診は欠かしていません。予約をとっていくのであまり不安には感じませんでした。フリーランスは身体が資本なので、早期発見のためにも検診は受けたいです。

40歳になった年から（Penguin・海外・その他・43）

40歳の誕生日が来ると乳がん検査に保険が適用されるシステムになっていて、かかりつけ医に紹介してもらった検査センターに予約して行きました。昨年はコロナの真っ只中でしたが、予約の電話してみたところ、すっと予約が取れ、1月中旬に行きました。そろそろ来月の予約を受け付けているか問い合わせようと思っていたところでした。40代前半でごく初期の乳がんが見つかった友人がいるので、今後も毎年行きます。

毎年人間ドックを受信しています（DiamondBar・東京都・52）

会社から補助が出て格安で人間ドックを受信できるので、基本的に毎年人間ドックを受信し、婦人科検診も合わせて受けています。婦人科検診にはマンモが含まれており、乳がんのチャックをしています。コロナが流行し始めた昨年は受診を見送りましたが、感染対策などを確認した上で今年は受診し、来年もすでに予約済みです。一方で専業主婦やフリーランスの友人は長らく基本的な検診すら受けていないという人も多く、定期的に検診を受けている女性は少ないのではないかと心配しています。

受けました（Tosuku・東京都・61）

今年6月に年に一度の生活習慣病検診を受けた際に、マンモグラフィーも受けました。私の場合、コロナだからと言って検診を受けないとかは考えませんでした。毎年受けているものですし、健康状態が分かって良いだろうと思ったからです。クリニックはすごく空いていたので、控えている人が多いのだろうなあ、と思いました。結果はほぼいつも通りで、マンモグラフィーは相変わらず痛かったですが、結果は悪くなかったので、受けて良かったです。

例年通り（おがわ・東京都・59）

会社の健診として毎年受診する人間ドックにオプションで乳がん検診を追加しており、去年・今年も同じ内容で受けました。会社で義務付けられていることもありますが、受診した最大の理由は、最近検診で引っかかる項目が年々増えていて、1年でもスキップすることに不安があったため、です。結果的に乳がん関連は問題なかったものの、別の項目で気になる所見が見つかり、受診してよかったと思いました。

毎年何があっても受ける。（いーちゃん・青森県・60）

もしがんができていたら、がんはこちらの状況関係なく進行してしまいます。病院もコロナ対策を施しているわけですから、こちらも気を付けながら受診をしています。不安を抱えながら生きるより、安心して生活するためにも検診は必要だと思います。

職場のプランに入っています（Ｔｏｈｋｏ・東京都・52）

ありがたいことに、職場の検診プランに性別・年齢別のオプションメニューがあり、忘れずに受けることができています。過去の履歴も入手できるので、今年はマンモで行おうとか今年は超音波でとか考えて動くこともできます。日々の触診も行っていますが、やはり年に１回、きちんとみてもらうと安心感があります。

定期人間ドックで受診しました（めぐっち・52）

年に一度の人間ドックで受診しました。コロナの影響なのか？昨年よりも受診者が多く、待ち時間が長くて1日がかりでした。コロナ真っ只中の予約者が後ろ倒しになった可能性も高く、こんなところにも影響はあるよなぁと思いながら、受診させていただきました。

転職し手続きが変わり遅れました（ほひこ・神奈川県・44）

コロナの影響ではないですが転職したので、手続きが変わるしクリニックも変わるなぁと、ぼんやりしていたら一年半以上間が空いてしまい、また乳がん検査が受けられるクリニックではないところで予約しました。自治体で安く検査を受けられるようですが２年に一度なので、今年はセルフチェックをがんばります。お世話になった方を乳がんで亡くしたことがあり、定期チェックによる早期発見と早期治療が大切とみんなに知って欲しいと思います。

今年はたまたま（KOKE・神奈川県・55）

2年ごとに受けていて、今年はたまたま受けない年だったため、受けてません。触診だけでも見て欲しいと思っているのですが…。

たくさんの投票・投稿ありがとうございます。
現在のところ、約7割の方がYesの回答となっております。
 
コロナ禍において、ピアの皆さんのがん検診受診率も低下しているのではないかと心配しておりましたが、2016年6月に実施した円卓会議「過去1年。乳がん検診を受けましたか？」のときのYesが70%とほぼ同程度で少し安心しました。
 
「コロナが流行し始めた昨年は受診を見送った」というDiamondBarさんのように、Yesの方の中にも昨年度は検診受診を見送った方もいらっしゃるかもしれませんが、この1年となると、Noの方においても、コロナにより受診を控えたとの投稿は、現時点、寄せられておりません。
 
Yesの方の多くは、この1年に限らず、毎年受けている方が多く、その理由としては、
数年前の検査で要再検査を経験したこと（やっちゃんさん）や、身近に乳がんの経験者がおられること（朝顔　咲さん、Penguinさん、ほひこさん）が受診行動につながっており、勤務先などの補助制度があること（朝顔　咲さん、Penguinさん、DiamondBarさん、おがわさん、Tohkoさん）もより受診をしやすくしているようです。
 
職場などで受診の機会がない方には、ほひこさんがいうように「2年に1度自治体で安く検査を受けられる」機会を利用されると良いと思います。KOKEさんも2年に1回受けているとのことですが、対策型がん検診（住民検診型）においては、「40歳以上、2年に1回のマンモグラフィ」が推奨されております。対策型検診は、集団全体の死亡率減少を目的として実施するもので、公共的な予防対策として行われるものです。
 
一方、任意型検診の目的は、個人の死亡リスクを下げることにあり、個人の自己責任のもとで、費用も自己負担にて受診するがん検診です。SallyChanさんの友人のように、任意型検診として「家系に乳がんの人がいるから年2回受診」という方もいるかと思いますが、検診方法や間隔などの選択には、利益や不利益のバランスを考慮することも大切です。
 
KOKEさんからは、「触診だけでも診てほしい」とのご意見をいただきました。乳がんの死亡率を減少させることが科学的に認められ、乳がん検診として推奨できる検診方法は「乳房X線検査（マンモグラフィ）単独法」で、「視触診単独」は死亡率減少効果を判断する証拠が不十分であるため、対策型検診（住民検診）」として実施することは勧められておりません。（実際には、対策型乳がん検診として、マンモグラフィに加え乳房視触診を実施している自治体もまだあります。）
 
また、これまでは自己触診が推奨されていましたが、最近は「ブレスト・アウェアネス」の啓発が進められています。ブレスト・アウェアネスは乳房を意識する生活習慣であり、1990年代の初めに英国で普及しました。具体的には、以下のような生活習慣を身につけることで、ヘルスリテラシーの向上を期待するものです。
 
①  乳房の正常な状態を知る
②  乳房を見て触って感じる
③  乳房のいつもと違う変化（しこり・血性の乳頭分泌など）に気づく
④  変化に気づいたら検診ではなく医療機関（乳腺科・外科）に行く
⑤  乳がん検診を受ける
 
ぜひ皆さんも乳房を意識する生活習慣を取り入れてみてください。
 
いーちゃんさんがいうように「がんはこちらの状況に関係なく進行してしまう。病院もコロナ対策を施しているから、こちらも気を付けながら受診。安心して生活するためにも検診は必要」です。
 
そこでNoの方に伺います。この1年、乳がん検診を受けていない理由を教えてください。
まだ1度も乳がん検診を受けたことのない方は、どのような条件が揃えば、より受診しやすくなる、受診しようと思うようになりますか。受診にあたっての不安や心配なことなどがあれば教えてください。
 
Yesの方は、乳がん検診を受けるようになったきっかけや、乳がん検診の体験談などを教えてください。
 
男性の方は、パートナーの方に聞いてみてください。ぜひ大切な会話の機会としていただければと思います。
 
皆さんやご家族・友人・職場などの乳がん検診の受診状況や啓発活動の取り組みなど、
引き続き、投票・投稿をお待ちしております。


★鈴木美香さんが登壇します！
ぜひご参加ください。
静岡フェムテック推進フォーラム
2021年12月20日（月）　13:30～15:30
現地参加（先着100名）もしくはオンライン参加（zoom）
女性特有の健康課題をテクノロジーの力で解決する製品やサービスの情報が学べます。
詳しくはこちら

★鈴木議長の過去の円卓会議より
・「女性ホルモン薬」ピル・ジェル等、使っていますか？
・コロナ疲れ。体調変化ありますか？
・気象の変化。体調に影響ありますか？

• 2021.12.13
• 鈴木美香 医学博士　産婦人科医