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会議番号:3672 開催期間 2022年02月04日- 02月11日
ウクライナ国境に10万規模の軍をロシアが配置しているのに対して、米国のバイデン大統領は米軍の東欧への配置を増強させました。ロシアがウクライナに侵攻すれば、米国は強力な経済制裁をロシアに対して発動するとしています。ロシアとの外交交渉は、米国だけでなく、フランス、英国なども行っていますが、ウクライナをNATOに加えないことを明文化せよというロシアのプーチン大統領の要求は強硬な一方、NATO側も2008年の首脳会議で将来のウクライナの加盟を約束しているため、おいそれと引き下がるわけにはいきません。 ロシアは2014年のウクライナ騒乱に乗じて、ウクライナに属していたクリミア半島を分離独立させ、ロシアに併合させました。今回も、外交交渉が決裂すれば、ロシアのウクライナへの全面侵攻というシナリオとともに、親ロシアの住民が多いウクライナ東部にロシア軍が進駐しロシアに併合というシナリオも想定されます。いずれにせよ、軍事行動が起これば、NATO諸国によるロシアへの経済制裁は発動され、それに日本なども同調するとみられ、世界的な経済混乱が予想されます。 ロシアは石油や天然ガスの大きな産出国ですから、こうしたエネルギー資源に制裁を科せば、石油などのエネルギー価格が高騰するのは必至で、制裁の返り血を浴びることになるかもしれません。安全保障でも、中国がロシアに同調すれば、欧州の西部戦線だけでなく、アジアの東部戦線がきな臭くなる可能性があります。 とはいえ、こうした仮定に仮定を重ねるのは心配性という考え方もあるでしょう。少なくとも「平和の祭典」であるオリ・パラ開催中の軍事行動はないという見方もあります。ウクライナ情勢をめぐって、「日本への影響を心配しますか」という問いかけで議論をしたいと思います。みなさまの投稿をお待ちします。 ★高成田議長の過去の円卓会議より
・石油価格、気にしていますか?
・アメリカは大丈夫、だと思いますか?
・米中貿易協議、注目していますか?(2019年12月実施)
★関連テーマの円卓会議
・ウクライナ問題、気にしていますか?(2014年4月実施、議長:藤田正美氏)
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