イー・ウーマン（ewoman）

高校に行きたくない、と（みろろん・海外・その他・49）

私が藤井さんに興味を持ったのは、中学を出たらすぐに将棋一本でやっていきたい！という本人と、高校くらいは・・というお母様の記事を読んだ時でした。私も子どもをもつ母として、また夢を追う人として両方の気持ちがよくわかり、その動向に注目しました。将棋はわかりませんが、子どもが天才と言われたら、親はどうすれば良いか・・。永遠のテーマだと思います。

努力と才能の輝きが眩しい（ark・東京都・47）

将棋はまったく門外漢ですが、どの分野であれ、努力と才能を花開かせて実績を積んでいく姿を目にするのはなんだか嬉しく感じます。同じ将棋の世界にいる解説者の方々が、「歴史的対戦」を目の当たりにして、立場抜きで（？）わくわくしながら見守っているところも、第三者として楽しく見ています。

努力と覚悟（やっちゃん２４・大阪府・53）

関西将棋会館が職場の近くにあることを知り、実在しているけれど遠い存在だった藤井聡太さんが近くに感じ始めました。天才と言われていますが、本人の感性や個性に合った競技に出会い、そこから探求していく力、努力がすごいのだろうなと思って見ています。10代で将来に向けて舵を切りきる力と覚悟が素晴らしいと思います。将棋は嗜みとしてさせることに憧れます。

興味津々です！（2kishir0・東京都・32）

将棋は以前から興味がありましたが、羽海野チカ先生の漫画『三月のライオン』で将棋の世界の厳しさ、棋士の凄さを知ることができました。藤井聡太さんはAIを研究に使われてるということで、若者らしい瑞々しさで最先端のものを巧みに取り入れているのかなという印象です。私も新聞の棋譜やテレビの解説を理解できるようになりたいなあと思っていますが、どこから手をつければいいのやら…。

AIの評価値（れみぃ・埼玉県・57）

駒の動かし方がわかる程度なので、昔の将棋番組は難しく、あまり見たことはありませんでした。しかし、最近のテレビやネットの番組ではAIの評価値が出て、どちらが優勢かとかわかり、その上、最適手なども出るので、駒の動かし方さえわかれば、それなりに楽しめるようになりました。藤井聡太竜王は、最適手通りに指したり、違っても数手先でAI超えをしてみたりで、面白いです。将棋通の方からは邪道と言われそうな楽しみ方をしていますが、これもAIのおかげです。

将棋のルールはわからないけれど（yukodeluxe・東京都・50）

将棋のルールはさっぱりわかりませんが、あの小さな盤の上で繰り広げられるドラマがきっとあるのでしょう。藤井さんは19歳とは思えない独特の雰囲気があり、何手も先まで読むことができるという、その頭の中がどうなっているのか、どういう思考回路が働いているのか、天才の頭の中を覗いてみたい、という興味があります。そしてこの先どういう年の重ね方をしていくのだろう、という楽しみもあります。

異次元の若い頭脳と100勝（黒船・神奈川県・54）

とても関心があります。藤井聡太四冠は、まさに異次元の棋士出現、といった感じがします。将棋はあまり詳しくはありませんが、彼のパフォーマンスは、人間の脳が使い方によっていくらでも進化しうるのではないかと思わせてくれます。最年少五冠、また全タイトルを獲得する日も近いのではないでしょうか。一方、羽生善治九段がタイトルを独占していた全盛期の活躍もまた、当時としては異次元と思えました。ぜひ100タイトルを取って頂きたいです。

久しぶりに（照葉水芸・石川県・57）

今まさに「王将戦第四局」の対局中ですね。藤井聡太さんが活躍されだしてから、押し入れの中に眠っていた将棋盤を取り出し、棋譜を並べたりしています。対戦相手は身近にいませんが。

以前から変わらず興味があります（abbyi・神奈川県・43）

祖父が将棋盤を持っていたこともあり、羽生さんが七冠を取るかどうか話題になった頃から、将棋にはずっと興味があります。とはいえ、指すことはできず、駒の動かし方が分かる程度ですが。義弟が大学の将棋部の部長だったり、甥が子供将棋大会の県代表になったりするなど、将棋の話題には事欠かない環境です。

すごいとは思いますが（Ｔｏｈｋｏ・東京都・52）

羽生さんの登場で将棋ってすごいんだなと思い、漫画でもプロの厳しさをしったり、関心はあります。ただ、なぜかルールを覚える気にならないので、テレビを見ていても１手うつのに何時間もかけたり、楽しさを感じません。サッカーとかラグビーとか、ルールを知ることで見るのが楽しくなったものもあるので、ルールをしると関心も高まるんだろうな、とは思うのですが…。

将棋の面白さは伝わっていない（シンゴパパ・静岡県・54）

小学生の時に幼馴染のお父さんに教えてもらってやってましたので、中原名人等は知っていました（もちろん谷川さん、羽生さんも）。但し、藤井さんの凄さと、私の将棋への関心が比例しないというのが実感です。新聞の詰将棋を最近は楽しみにしていますが、最年少記録とか、〇冠とかの話題のみが先行して、将棋そのものの面白さは伝わっていない、というのが実感です。

ご存じの通り、この週末、藤井聡太さんが、王将位を獲得し、史上最年少の１９歳６カ月で五冠を達成しました。
照葉水芸さん、「藤井聡太さんが活躍されだしてから、押し入れの中に眠っていた将棋盤を取り出し、棋譜を並べたりしています」とのことですが、勝ちましたよ、藤井さん。しかもその相手は、最強の渡辺明名人。ストレートの４連勝でまったく寄せ付けませんでした。

abbyiさんは「以前から変わらず興味があります」とのこと。ＮＯというよりは…私の独断でＹＥＳの投稿とさせていただきます（笑）。
 
arkさんの「同じ将棋の世界にいる解説者の方々が、「歴史的対戦」を目の当たりにして、立場抜きで（？）わくわくしながら見守っているところも、第三者として楽しく見ています」というご意見は、まさしくそうですよね。
 
私が今回、最も心に残ったのは、この対局の立会人である深浦康市九段の次のコメントでした。（深浦九段はタイトルも獲得したことがある強豪で、今年度のＮＨＫ杯トーナメントというテレビ棋戦では、見事藤井聡太さんを下しています）
「あれだけ長い時間、藤井さんと互角の形勢を保てるのは、渡辺さんだからできる芸当だと思う」
　もちろん、ストレートで敗れてしまった渡辺名人への配慮も含まれているのでしょうが、同時に、他のプロ棋士たちも、この勝負のすごさと、藤井さんの飛び抜けた強さを感じていることがわかります。
 
みろろんさんは「子どもが天才と言われたら、親はどうすれば良いか・・。永遠のテーマだと思います」とのこと。
 
「栴檀は双葉より芳し」
　幼い頃から、きらびやかな才能を見せつけてくれるという意味では、将棋や囲碁、そして数学などの分野などでは、やはりこういった傾向が見て取れるようです。
 
私が、藤井聡太という名前を強く意識したのは、「詰め将棋解答選手権」という大会で、１２歳、小学６年生の子どもが優勝したというニュースでした。
 
「詰め将棋」というのは、将棋の駒を使った高度なパズルです。「詰め将棋解答選手権」は、このパズルを解くスピード自慢のプロ棋士がこぞって参加している日本でも最高峰の大会なのです。目もくらむような難問が１０問。私も詰め将棋は好きで（もちろん自分でも解ける易しいやつです）今でも新聞や雑誌の片隅にあるのを見かけると、つい考えてしまうのですが（考えるだけです、解けるとは言っていませんので…）、ここで出題される難問たちは、まったくレベルが違います。絶望的な壁に囲まれた要塞のようで、とりつく島など、どこにもありません。
 
そんな大会に小学６年生の男の子が優勝したと聞いて、とんでもない子どもがいるもんだとびっくりしたのが、藤井聡太という名前を知った最初でした。とある一流棋士が、この大会での彼の様子を語っていたのですが、「制限時間が９０分のところ、藤井くんまだ始まって２０分くらいで席を立ったので、トイレかと思ったら、そのまま帰ってこなかったので、驚いた」と…。どうやら、彼の圧倒的な強さを支えている要素の一つは、間違いなくこの読みのスピード、頭の回転の速さにありそうです。
 
yukodeluxeさん「頭の中がどうなっているのか、どういう思考回路が働いているのか、天才の頭の中を覗いてみたい」
　私もまったく同じです。その秘密を解く鍵があるかもしれない一つのことに、今日はアプローチしようと思います。
キーワードは「脳内将棋盤」という言葉です。
「将棋の面白さは伝わっていない」というシンゴパパさん、もう少しお付き合いください、この円卓会議を通して、なんとかその面白さを伝えたいと思います。
 
黒船さんが「人間の脳が使い方によっていくらでも進化しうるのではないかと思わせてくれます」と、本当に興味深いご指摘をされていますが…
私は藤井聡太さんが「機動戦士ガンダム」で言うところの「ニュータイプ」なのでは、と半分冗談、半分本気で思っています。（すみません、例えとしてふさわしいかどうか自信がありませんが…）
 
　そこで今回は、「藤井聡太さん、活躍。将棋への関心は高まりましたか？」へのYES、NOと合わせて、将棋に限らず、人間の思考能力はどれくらいすごいものなのか、訓練によってとてつもない可能性を引き出せるのか、そういったことに興味がおありの方や、身近でそのようなことを実感した体験談、そして藤井さんの「脳内将棋盤」の話をご存じの方も、投稿をお待ちしています。
ちょっと大風呂敷を広げてしまいましたが、ぜひ議論を深めましょう。


＊イー・ウーマン編集担当より
投稿のルール「I statement」（「〜べき」は使わないなど）を守り、「国民は」「普通は」などではなく、「私」を主語として、自分の考えを投稿してください。
掲載する投稿には、編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。

• 2022.02.14
• 織田雅彦 元（株）フジテレビジョン　「とくダネ！」チーフプロデューサー