働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3703 開催期間 2023年01月13日- 01月20日
「YES」45%、「NO」55%。「実質賃金」(賃金額面の伸びから物価上昇率を差し引いたもの)が低下傾向にある中で、4割以上の人が「上がった」というのは、ピアには「頑張った人」や「運のいい人」が多いのかもしれません。 投稿には「YES」の回答者が目立ちました。上司に給与水準の是正を訴え実現した2kishir0さん、成果に合わせて昇給が決まる会社で成果を出したMioさん、会社を辞め個人事業主になり貢献に見合った報酬を得たうさぎとねこさん、管理職になったまりもっちさん、昇格したラビットさん。前向きな姿勢が「賃上げ・昇給」を勝ち取った。そのご苦労は半端なものではなかったと思いますが、「努力」が報われた裏には、昇給や交渉に応じられる経営状態が会社にあったということです。そのような会社や業種を選んだ眼力の成果ではありますが、「運」にも恵まれた結果ではないでしょうか。 「最低限のベースアップは毎年あるのでYESですが、実体験としては上がっていないと感じます」というshimashimaさんや、「この20年ほどほぼ横ばい」というSallyChanさんの声が多くの職場の実態ではないか。 「コロナのため会社の業績がほとんど回らなくなって、以前の10分の1近くになった」というTosukuさんのようなこともあちこちで起きています。 私がかつて働いていた新聞社は、従業員一律の賃下げが提案され、希望退職を募っています。辞めてフリーランスになっても、ネット配信を起業しても、収入は激減というのが実態です。メディア、エネルギー、デジタルなどで起こる「革命」は、みなさんの職場も無縁ではないと思います。社会の安定のためには「みんな一緒に物価上昇を上回る賃上げ」が望ましいのですが、社会の変化は「必要としない職種」と「人材不足」を生み、給与や働き方に変化を迫っています。 「リスキリング(技能再習得)」が叫ばれる時代になりました。転職の機会も増えるでしょう。産業の骨格が変わることで、余波は社会全体に広がっています。「あなたの賃金。この5年で上がりましたか?」にYES・NOで投票することと併せ、「新産業革命」が、あなたの身の回りで、賃金、雇用、働き方、労働者の意識に及ぼしている出来事を投稿してください。<運営事務局より>投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。・自分を主語とした I statement で書いてください。掲載する投稿には編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。★山田議長の過去の円卓会議より・経済制裁は、平和的手段だと思いますか?・政治の「奢り歪み」は過去のこと?・ファミリーヒストリーと戦争。家族で話したことありますか?
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