イー・ウーマン（ewoman）

タイムリーな相談や打合せが可能（MS・東京都・57）

IT企業に勤務しており、テレワーク中心の生活。出社は月に１回程度です。生産性が上がったと思う理由は、上司やプロジェクトメンバー、顧客との打合せやちょっとした相談の日程調整が、非常にしやすくなったためです。お互い、出張による日中の移動時間が減った分、タイムリーに相談や打合せができるようになりました。ツール（オンライン会議、チャット等）も整備されているため、テレワーク主体の勤務は今後も継続します。

上がると思います。（Tosuku・東京都・62）

現在弊社は東京の取引先、マレーシアとシンガポールの取引先と業務を進めているのですが、多数のオンラインミーティングが必要です。テレワークだから会議が頻繁に行えるのであって、もしこの技術が無ければ仕事はなかなか進まなかったと思います。また海外在住の娘は配偶者ともどもオンライン業務です。オフィスに行くことは滅多にないそうですが、ちゃんと仕事ができているそうです。ですから生産性は上がっていると思います。

取り組む仕事の内容によりけり（黒船・神奈川県・55）

取り組む仕事の種類によるので迷いましたが、Yesです。PCに向かって、文章を作成したり、メールのやりとりをしたりが主の場合は、在宅の方が時間を柔軟に使えるし、通勤時間が0なので効率が良いです。大きな画面が必要な作画や、文献読みなどは自宅だと効率が悪いし、そもそも実験は自宅ではできないです。今の状況なら、在宅6〜7割、出勤3〜4割くらいが丁度良い感じです。外部との会議が多いですが、それがほぼオンラインになったので、満員電車で移動しなくても良いのが嬉しいです。

得たのは時間だけではない（おがわ・東京都・60）

私が勤める会社は、コロナ当初は暫定施策として在宅勤務を認めていましたが、何度かの緊急事態宣言を経て在宅勤務制度が導入されました。自分は、在宅勤務（現在週2日）で通勤が不要となることで時間、体力、精神面で余裕ができ、仕事に対するモチベーションもアップし、結果、生産性も上がったと思っています。また、出社日は会社でしかできないことを事前に洗い出すなど、以前よりも計画性を持つことで、仕事を効率よく進めることができるようになったと感じます。

人間関係の煩わしさがなくなる（ゆうたんぽん・岩手県・56）

勤務している会社は製造業なので全体としてリモートは難しいですが、私は事務職なのでリモート可能です。リモートは人間関係の煩わしさから解放され、自分が主体で仕事ができ、合間に家事や勉強に時間を使えると思います。

邪魔が入らない（ちゅま・東京都・50）

自分のやるべき業務が明確になっているときは、在宅勤務の方が生産性があがります。しかし、資料作成するとあちらこちらと際限なく調べてしまい、本筋から離れて結局資料作成が進まなかったということがあります。出社なら周りの目があるので、ある程度のところで止められるのですが。

テレワーク機能の慣れの問題か？（まおにゃん・茨城県・59）

他部署と調整しながら仕事をしているので、いくら電話も出来るとは言え、テレワークでは効率が悪いです。上司との連絡もメールでは見てもらえなければ何も進まないので、本当に急ぎの時は直に話しかけることが出来る方がよいです。もしかしたら通話やチャット機能をうまく使うことで、その辺はある程度解決できるかもしれないので、そういった機能への慣れの問題かも知れません。

周りが出勤している（綾ooo・東京都・45）

会社としてはテレワークを推進していますが、チームの環境で左右されるのが現状です。今は、オンラインでのやり取りを得意としていないメンバーが多く、出勤した方がコミュニケーションを取りやすいのでほぼテレワークをしていません。自宅では、リビングの片隅で仕事をしており、環境が良いとは言えませんが、週2回程度なら集中して仕事を進められるので、私はテレワークを増やしたいです。

どうしてもライブにはかなわない（Beccavivi・埼玉県・64）

生産性ということを私の携わる音楽でいうと、生産はコンサートや公演になり、その準備、企画や相談はテレワークで進められても、声の響きの確認、練習は、どうしても生（ライブ）でやりたい。特に高齢者のコーラスなど、公民館活動で、その場に集い、顔を合わせて、話したり歌うことに、本当に意義がある。その大切さを、リモート生活で実感している。

確実に落ちます（いまいくん・埼玉県・59）

デザイン事務所で働いていますが、チームで動く仕事がほとんどでコミュニケーションがとても重要です。社内のルールでは週３日は在宅勤務を含めてテレワーク可能ですが、ほぼ全員が出社してます。個人的にはコラボレーションが必要なクリエイティブな仕事であればあるほど、テレワークは生産性が落ちると実感しています。

家はくつろぐところ（abbyi・神奈川県・44）

コロナ前に、家はくつろぐところとして、インテリアや趣味の道具を揃えてしまっていたので、いざ家で仕事をしようとしても、つい休憩を長めに取ってしまったり、本などを手に取ってしまったりと、全然集中できません。仕事は会社、休息は家、ときっちり分けたいと改めて思いました。

差はない（本の虫・大阪府・51）

テレワークと出社で生産性に差はないと思うのでNoにしました。テレワークだと通勤時間がない分、他のことをできる時間が増えてうれしいですが、仕事の生産性は変わりません。

こんにちは、田澤由利です。『テレワークは出社よりも生産性が上がりますか？』という問いかけへの答えは、YesとNoが50%前後のせめぎ合い。これからの議論からの変化が楽しみですね。

さて、みなさん投稿を拝見すると・・・Yesの方の、生産性向上につながるキーワードは、『オンライン会議』『モチベーション』『計画性』。Noの方の、生産性低下につながるキーワードは、『チーム』『コミュニケーション』『集中できない』のようです。
テレワークは、自分ひとりの業務は効率よくできるけど、チームでの業務は「コミュニケーションがとりにくい」。このため生産性が下がるのでは。という仮説が見えてきました。
 
【YESの投稿】
・テレワーク中心の生活。出社は月に１回程度というMSさん。
タイムリーな相談や打合せが生産性を向上させているとのこと。素晴らしいです。月1回の出社なら、ワーケーションや、地方移住も可能でしょうか。
 
・海外との取引が多く、オンラインミーティングがなければ仕事が進まないというTosukuさん。
海外在住の娘さんご夫婦は、ほとんどオフィスに行くことがないとのこと。Adobeの世界7か国での調査では、「テレワークの方がオフィス勤務より仕事がはかどる」と回答したのは日本が最も低くなっていますね。
 
・仕事内容によるけど、通勤時間が無いのはメリットという、黒船さん。
業務に応じて在宅勤務と出勤を組み合わせるハイブリッドワークは、これからの主流。ただ、今回のようなパンデミックや、怪我や病気で出社できなくなる場合も想定し、「どうすれば、生産性を保ったまま在宅比率を増やせるか」も、一緒に考えたいですね。
 
・通勤不要で、時間、体力、精神面で余裕ができ、仕事に対するモチベーションがアップしたおがわさん。
出社との使い分けで計画性を持って仕事に取り組むことになり、生産性がアップする、というのは、まさに理想形。オフィスでは「あまり考えずに仕事をしていた」ということを、テレワークで気づいた人はたくさんいらっしゃいます。
 
・人間関係の煩わしさから解放され、自分が主体で仕事ができ、合間に家事や勉強に時間を使える、というゆうたんぽんさん。
素晴らしいですね。ちなみに、ゆうたんぽんさんは、もともとチーム業務は、少なめなのでしょうか。それともチームのコミュニケーションは、良い距離で保たれているのでしょうか。
 
・自分のやるべき業務が明確になっているときは、在宅勤務の方が生産性が上がる、ちゅまさん。
周りの目がないので、夢中になってしまうことがあるとのこと。オフィスにいるときの「周りの目」は、自律を助ける役目をしていたのかもしれません。この点についても、次回に議論したいと思います。
 
【NOの投稿】
・テレワーク時は、他部署との調整で効率が落ちるという、まおにゃんさん。
・テレワークを増やしたいけど、チームのコミュニケーションは出勤した方が取りやすいという綾oooさん。
・企画や相談はテレワークで進められても、ライブにはかなわないというBeccaviviさん。リアルに会うことの大切さを、リモート生活で実感したという話は、実は私もその通りだと思っています。
・チームで動く仕事がほとんどでコミュニケーションがとても重要といういまいくん。コラボレーションが必要なクリエイティブな仕事は、テレワークは生産性が落ちるというご意見です。
 
上記4名のみなさんは「チームのコミュニケーション」が課題とのこと。1年前の「働く人の円卓会議」で私が議長をさせていただいた『コロナ禍のテレワーク、うまくいっていますか？』で、動画をご用意しました。よかったらご覧いただき、意見をもらえるとうれしいです。
■イー・ウーマン「働く人の円卓会議」のみなさまへ「仮想オフィス」のご案内
 
・家はくつろぐところで、仕事をすると、全然集中できないというabbyiさん。
確かに気持ちの切り替えがしにくいですよね。気持ちの切り替え、モチベーションの維持については、次回、フォーカスを当てたいと思います。
 
・テレワークだと、時間はできるけど、仕事の生産性に差はないのでNoとお答えされた本の虫さん。
とても大切な視点だと思います。働き方を変えるためは、企業の視点を無視することができません。時間ができて、社員のワークライフバランスが充実しました。だけだと、企業の腰は重いままです。両方にメリットのある働き方にするには、何が必要かを考えていきましょう。
 
テレワークで生産性を高める(=企業に前向きに取り組んでもらう)には、「チームのコミュニケーション」が重要だとわかりました。
次回に向けて、「テレワークにおける、チームのコミュニケーション」で、重要だと思うこと、工夫していること、よかったこと、困っていることを、働く皆さんの視点から、ぜひご意見をいただければと思います。
 
「テレワークは出社よりも生産性が上がりますか？」にYES、NOでお答えの上、チームのコミュニケーションについてあなたの考えや体験を投稿してください。


★田澤議長の過去の円卓会議より
・コロナ後も、テレワーク希望ですか？
・コロナ禍のテレワーク、うまくいっていますか？
・新型肺炎。在宅勤務できていますか？

＜運営事務局より＞
投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。
・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿には編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。
・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。
・議長からの各日の投げかけ（赤字部分）に答えた内容で投稿してください。

• 2023.01.30
• 田澤由利 （株）ワイズスタッフ代表取締役、（株）テレワークマネジメント代表取締役