イー・ウーマン（ewoman）

シリア難民の状況を知らなかった（まうやん・東京都・51）

恥ずかしながら、支援すると言ってよいのか分からないほどの少額を寄付しています。また、木山さんが書いてくださったシリアの難民の被災状況や生活困窮は、そうかもしれないとは思っていても具体的な内容を知らず、今回の議長コメントを読んでハッとしました。日本の被災と同じように考えてしまい、事の重大さに気が付いていませんでした。恥ずかしい限りです。これからでも遅くないと思いますので、実際の支援を行いたいです。

自分に何ができるのか（JIMA・神奈川県・47）

銀行口座の開設が待てなかったので、トルコ大使館に家にあったUSドル紙幣を送りました。避難を続けている人、特に子どもや女性といった弱い立場の人たちの現状（生活や学校や何に困っているか）を知りたいです。自分に何ができるのか、何が救いの手となるのかを、そこから考えたいと思います。

募金を中心に（Michael・新潟県・54）

クレジットカードのポイントを日本赤十字に募金しています。今回のトルコ・シリア地震に限らず、国の内外を問わず必要とする所に適確・迅速な支援を届けることが出来、ある程度安心して寄付を託せる団体だからです。その他、地域の自治体や商工会などで設置する募金箱も利用しています。

支援に合わせて国の実情も（blueberry53・大阪府・66）

今回の震災に直接的な支援はしていませんが、支援にも関わっているＮＧＯを継続して支援しています。先日も街頭で別の支援募金活動を見ましたが、多分、その大半がトルコ側に行くのだろうと思いました。それは良いことなのですが、本当に悲惨なのは支援ルートを閉ざされているシリアの反政府地域の方ではないかと心が痛みます。支援も大事ですが、これを通じてシリアの実情を多くの方が知って欲しいと思います。また、トルコでも被害が大きくなった実情も多くの方が知って欲しいと思います。

迅速で確実に（真打ち・栃木県・53）

売上げの一部が支援金に充てられる商品を率先して買うが、現金や物資の寄付では迅速で確実に届き、的確な使途であるよう注意点を調べてみた。団体の実績に加え、対象者や対象地域はどこか、現地のパートナー団体の有無など、具体的なポイントが分かった。以前、個人のネット販売で、代金の一部を支援金に充てる為に価格を高目に設定した商品を購入したが、こうした販売方法は適切な使途で実際に届いているか、疑問も残る。

変化する現場のニーズに対応する（Kylin・大阪府・63）

仕事柄、被災地支援に出向きますが、初期支援は現金に勝るものはありません。善意でも物品は刻々と変化する現場のニーズに対応できないのです。それと、時間とともに風化しやすい支援の意識を絶やさないこと。”いつか自分も被災者になるかもしれない”との意識を心の片隅に灯し続けてほしいと私は思います。

Pray for Turkey（marco302・海外・その他・51）

数年前にトルコを旅した。アナトリアの大地の素晴らしさは今でも忘れられない。あのほど近い場所での地震に本当に驚いた。何か支援をしたかというとSNSでPray for Turkeyと数回祈っただけ。金銭的支援もなにもできていないのが現実。東日本大震災と同様、どこに寄付をしたらよいのかわからないのが理由。政情が安定していない国への寄付金は例えそれが赤十字だとしても不信感が付きまとう。今週は何をしたらよいのか一緒に考えていきたい。

今回も、たくさんの投稿どうもありがとうございました！
YESの方の投稿が多く、励まされました。NOとして投稿されているmarco302さんも、SNSで「Pray for Turkey」と祈られたとのことなので、YESで投稿されても良いのでは、と思いました。
 
まうやんさん、JIMAさん、Michaelさん、Blueberry53さん、真打ちさん、Kylinさんは、それぞれの方法で支援されていて、この投稿を読むだけで、多くの方の参考になると感じました。
 
よく、まうやんさんのように「少額」で、という方がおいでですが、自信を持って「支援している」とおっしゃってください。世界中で紛争や災害が続く今、全ての人々のニーズを満たすことは、国連機関にだってできません。一人ひとりが少しずつ持ち寄って、それが足しあげられて全体のニーズを満たすことができるのです。
 
JIMAさんの「とにかくトルコ大使館に米ドル紙幣を送る」や、Michaelさんの「クレジットカードのポイントを日本赤十字に募金」したり、真打ちさんの様に「売り上げの一部が支援金に充てられる商品を率先して購入」するやり方も大いに助けになります。blueberry53さんの「支援に関わるNGOを継続的に支援する」ことは、目の前の緊急支援だけでなく、予防的な支援にも役立てることができて、被害を減少させることに役立つ可能性もあります。
 
Kylinさんがおっしゃる通り、現地で必要なものは文字通り刻々と変化します。ですから、必要とされているものを迅速に現地調達できる現金は、初期支援として最も適しています。被災地及びその周辺地域で物資を調達できる場合、経済的にも大打撃を受けている現地の経済の活性化にも役立ちます。食糧や物資は常に足りませんが、食糧や物資の支援を早期に終えるためにも、生活再建に向かおうとする人々のサポートも重要ですし、避難先での衛生状況の改善や精神的なストレスに対するサポート、子どもたちの教育も緊急の課題です。まさに昨日12年目を迎えた東日本大震災で被災された方の中には、いまだに故郷に帰れない方々もおいでです。トルコでもシリアでも、この先長い間、支援を必要とする状況が続くことが予想されます。
 
また、東日本大震災で日本が被災した際、トルコからも救援部隊が来てくれたことも忘れてはならないと思います。Kylinさんが「いつか自分も被災者になるかもしれない」との意識を持ち続けて欲しいということに強く賛同します。
 
blueberry53さんがおっしゃる通り、シリアの反政府地域になかなか支援が届かないなど、現地の状況を知ることも重要です。ジェンの現地提携団体も、シリアの反政府地域での支援も続けてくれていますが、トルコでもシリアでも支援が全然足りていないとのことです。知らなければ支援しようとも思わないですし、刻々と変化する現地のニーズもつかめないので、是非、全ての機会をとらえて知ろうとしていただければと思います。
 
また、真打ちさんやmarco302さんのご懸念の様に、実際に届いているのか、確認することはとても大切です。寄付をされる際は、是非、寄付した後もどの様に活用されたのかを、その団体のホームページなどで確認するようにしてください。ホームページに掲載されていなければ、直接メールなどで問い合わせても良いと思います。そうすることで、その団体を信頼できると思えたら、次回以降もその団体に継続して支援することもできますし、何を大切にしている団体なのか、などの特徴も判ってくると思います。
 
トルコ・シリア地震、何か支援していますか？
自分なりの支援の方法をご紹介くださったり、支援することに対する不安を皆さんがどのように乗り越えているか、などのアイデアも送っていただけると嬉しいです。


★ジェンは緊急支援を実施しています。
詳しくはこちら→クラウドファンディング「トルコ・シリア地震緊急支援」

★木山議長の過去の円卓会議より
・アフガニスタンの危機的状況。ご存知ですか？
・アフガン情勢、ウォッチしていますか？
・厳しい状況下。誰かを励ませていますか？


＜運営事務局より＞
投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。
・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿には編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。
・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。
・議長からの各日の投げかけ（赤字部分）に答えた内容で投稿してください。

• 2023.03.13
• 木山啓子 特定非営利活動法人ジェン（JEN）理事・事務局長