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会議番号:3720 開催期間 2023年08月18日- 08月25日
投票では「戦う覚悟」への支持は少ないけど、「抑止力」には肯定的な投稿が目立ちました。「身近で大切な人が傷つくことになるくらいなら日本が核を保有してもらっても構わない」という意見も出ました。「核武装を肯定するの!」と驚ろかれた方もいるでしょうが、敢えて大事な論点を指摘されたしょこさんの姿勢を歓迎したいと思います。 「撃ち合いになったら世界が滅ぶことは自明。なので絶対に使わない。汚染など環境についてや、後代に負の遺産を残すなど問題はもちろん多くある。同時に保有するだけで解決できる問題も多くある」としょこさんは言います。 「保有するだけで解決できる問題」とはなんでしょうか?ここは大事なポイントです。仮に日本が核を持ったとしましょう。広島・長崎の現実を知る日本は「絶対に使いたくない」と考える。つまり「お守り」として核を保有する。しかし、他国はどう見るでしょうか? みなさん北朝鮮をどう思いますか? 核やミサイル実験を繰り返すとんでもない国ですね。しかし、北朝鮮が自分から核を使うでしょうか。撃った途端、金体制は殲滅される。 Michaelさんがいう「コスパが悪い」のが北の核開発です。それでも必死にやっている。なぜか。怖いからです。イラクやリビアがやられたように、いつアメリカが攻撃して来るかわからない。北朝鮮にとって「アメリカに届く核」は究極の安全保障です。しかし、他国から見ると「とんでもなく危ない国」です。 「戦争を回避するためには外交努力しかありません」というblueberry53さんは、「野望を実現しようとする相手には通じない」といいます。野望とはなんでしょうか? ウクライナに侵攻したプーチンの野望。台湾制圧は習近平の野望? 南北統一を目指す金正恩の野望? 振り返れば、満州国の建設や南方への進撃も「日本の野望」だったのかもしれません。 しかし、なぜ日本が大陸を侵略したのか、なぜ日米開戦に踏み切ったのか。軍部の増長だけでなく、列強の世界分割の中で孤立し追い込まれていった日本があった。非戦闘員が密集する都市に平気で原爆を落とせる冷ややかな対日観が欧米にありました。 北朝鮮は無茶苦茶な国と日本は思っていますが、中国や東南アジアの国は脅威と感じてはいません。「敵」ではないからです。 防衛・安保の議論は「敵」が必要です。「敵の恐ろしさ」を煽ることは軍備拡張につきものです。嘗ては「鬼畜米英」でした。世界の空気は「敵か味方か」へと流れている。私たちは、必要以上に「敵の恐ろしさ」を意識させられているのでないでしょうか。 「それぞれの国の人や文化を知ることで、自然と戦争の無意味さや命の大切さがわかる」とDiamondbarさんは言います。抑止力を競え合えば、核武装へとつながっていくのは世界の趨勢です。「脅威」と映る近隣とどう付き合っていけばいいか。「戦う覚悟、必要と思いますか」にYES・NOと併せ、あなたの考えを投稿してください。
◆山田議長の過去の円卓会議より
・2023年度国家予算。注目している点、ありますか?
・ファミリーヒストリーと戦争。家族で話したことありますか?
・沖縄の民意。活かす方法はあると思いますか?
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