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会議番号:3739 開催期間 2024年03月01日- 03月08日
裏ガネの真相解明が期待された政治倫理審査会。「成果が出ると思いますか」の問いに圧倒的多数は「NO!」です。国会答弁をなぞっただけの岸田首相、「知らない」「関与していない」「会計責任者に任せていた」と逃げる派閥の幹部。「罰則がなく出席も本人次第で何が解明されるというのか、本当にくだらない」(まさん)という憮然とした投稿に有権者の怒りが滲んでいました。 成果を期待する「YES」の投稿でも「外部の有識者からの調査が必要ではないか」(Walk714)と政倫審の限界が指摘され、「NO」の投稿では「証人喚問をして、更に過去に遡っての金の動きを調べるのに第三者機関を」(地球交響楽さん)と厳しい注文がつきました。 政倫審は、疑いをかけられた政治家が自分の潔白を主張する場です。「自発性」がベースになので、イヤなら出なくていい、嘘がバレても罰せられない。甘いルールになっています。国会が本気で真相を究明するなら、嘘をついたら偽証罪に問われる証人喚問が必要でしょう。なぜ、できないのでしょうか。 自民党が行った内部調査も、アンケートで聞いてみました、という程度で「解明」には程遠いものでした。ジャニーズ事務所や日大でさえ、世間で信用されている弁護士が加わった第三者委員会を設け、関係者に遠慮ないインタビューを重ね調査報告書をまとめています。証人喚問も第三者委員会も抵抗しているのは自民党です。厳しく調べられると困る人が党内で力を持っている、ということでしょうか。 シンゴパパさんは、NOに投票しながら、政倫審に「意味がある」とすれば、責任を取らない政党が勝ち続け、政治家は国会でうそをつき続け、丁寧に説明する、というのは、最終的には押し通すこと、という現実を「再認識させたことだ」と指摘しています。 ゆみ子さんは「審議すべき事項や喫緊の課題に集中してほしいというのが本音ですが、お金に対し同じ程度の感覚で、国の予算も考えているだろうと推測してしまう」と不信を募らせています。政治家の仕事は集めた税金を有効に使うことですが、裏ガネを巡る不誠実な対応を見ていると、血税の使われ方が心配になるという気持ち、よくわかります。 こうした現実にDiamondBarさんは「我々がしっかりとした目で見て行動することで、政治倫理審議会そのもので直接的な効果はなくても、政治家の姿勢を変えていくことにつながると思う」、レッズさんは「次の選挙で自公に投票しないことで、怒りを示したいです」と言います。 「怒り」は、今回のキーワードになりそうです。「政倫審に期待できない」という人たちは、白けているわけではない。期待できない政治に「怒り」を感じていることが投稿に現れています。裏ガネが発覚しても、言い逃れ、立場の弱い人に罪を着せ、平然としている政治家。叩かれても、時が経てば国民は忘れる。森友学園、加計学園、桜を見る会から盛山文科相まで、今や忘却の彼方。公文書を改竄したり、国会で嘘を並べても、非を認めず、逃げ切れば勝ち。あとはうまいタイミングに解散総選挙。そうした成功体験の積み重ねが倫理感を麻痺させてきました。政治家の戒めとされる「梨花に冠を正さず」は、疑われるようなことは、してはいけない、ということなのに、「バレなければいい」「証拠がなければ無実だ」と居直っているのが現状です。 選挙は国民が怒りを示す機会ですが、投票行動は様々です。選挙で多数を取れば、国民は許した、ということになるのでしょうか。 次の国政選挙である参議院選挙まで1年半近くあります。「怒り」は持続すると思いますか? あなたは怒りを行動で表すとすれば、それはどのような方法でしょうか。「政治倫理審査会、成果が出ると思いますか?」にYES・NOで投票してください。これから出てくる「成果」を含めた判断で結構です。併せて、あなたが思いつく「政治への怒りの示し方」を投稿してください。★山田議長の過去の円卓会議より・「戦う覚悟」必要と思いますか?・あなたの賃金。この5年で上がりましたか?・政治の「奢り歪み」は過去のこと?(2021年10月実施)<運営事務局より> 投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿は、「私は」を主語に編集させていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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