イー・ウーマン（ewoman）

世代交代に期待（DiamondBar・東京都・55）

思想、実行力、調整力などは置いておいて、40代の候補者2名に期待したいです。60代、70代から世代交代したことが内外にアピールできると思いますし、エネルギッシュに活動してくれそうです。一方で、女性の首相にも期待したいです。候補者の中にはかなりの保守派の人もいるのですが、密室で決まる政治ではなく、開かれてスピーディーな政治が実行されればと思います。

経験と力がある方に（blueberry53・大阪府・68）

裏金問題で自民党の信頼は下がったので、自民党の改革は大切ですが、総裁選挙は我が国の首相を選ぶのですから、経済政策を推進する力があり、外交で渡り合える人材を選ぶ必要があると思います。政策や外交方針などを明確にし、実現する経験と力がある方になって欲しいと思います。逆に、選挙に勝つために改革を訴える候補者は信頼できません。改革を否定はしませんが、構造改革のために献金の流れを透明化するのならまだしも、必要な政策活動費まで削減するのはどうかと思います。

政治とカネが最重要とは思えない（Ａ６Ｍ２・愛知県・68）

強いて挙げれば小林鷹之氏です。政治とカネは重要な問題ですが、それが政治の全てでは無いと思います。日本をどんな国にしたいのか、優先順位を付けて内外の課題に取り組んでいただきたいと思います。そういう意味で、周囲の意見も聞いて、現実的な判断ができそうな政治家として小林氏に期待します。

応援している人はいるが（unagi・東京都）

応援している人はいるのですが、推薦人を集められるかどうか微妙なところです。「世代交代」で注目されている若手も、中身は保守的で、夫婦別姓反対や宗教とのつながりなどを考えると、自民党を変えるとはとても思えません。裏金問題では静かだった議員たちが、いきなり張り切ってアピールする姿にも辟易。「おじさんの詰め合わせ」ポスターは、中央に安倍氏、まわりに領袖で「変わりません」と宣言しているようなもの。まずは、私が応援する政治家が立候補できることを祈っている状況です。

派閥解消と変革（真打ち・栃木県・55）

今回の総裁選は、自民党が変わらざるを得ない変革の好機だと、私は思う。投開票の結果にも期待している。私は、派閥は物事の判断を曖昧にしてしまう、"甘えの温床"になって来たと考えている。例えば、大先輩が目を掛けている議員に対しては周囲も注意をしづらいだろう。これが、目をつぶる・大目に見るという慣習となり、党全体の善悪の判断を鈍らせ、国民の不信感に直結したのではないだろうか。

いなければ（しろえちゃん・宮城県・53）

いなければ、党としての存在すら出来なくなると私は思います。日本の第1党として存続するのであれば、これ！という方が居なくては困る。国を代表する方が決まるのです。楽観視も無視も出来ない。

変わりたくても変えられない（シンゴパパ・静岡県・57）

変えたい候補はいるけど変えられない、という意味でNOを選択しました。絶対に安全と50機以上作った原発の廃炉は先が見えず。モリカケ桜で国会で嘘の答弁をしても強弁で乗り切る。集団的自衛権の行使を憲法解釈変更で押し切る。マイナス金利で円安を誘導し、日本の国力を弱体化。こういう政党を変えることはできないと思いますが、ポピュリズムの弊害か「やっぱ自民党しかいない」と思っている有権者が多いことも事実で、私はこの国の先は暗いと思ってしまいます。

自民党の総裁選を前に、旧統一教会や裏金にまみれた自民党を変える政治家が出てくるのかどうか、考えてみようと思いました。いまのところ回答は拮抗していて、出題者としてはうれしいのですが、「自民党を変える」よりも、「日本を変える」リーダーが大事だという趣旨の意見をいただきました。
 
自民党を改革できるような人でなければ、日本を改革することはできないと考えたのですが、自民党総裁は首相ですから、党改革の熱意だけで、日本の舵取りを任せるわけにはいかない、というのももっともですね。となると、設問自体が問われるのですが、自民党改革そして政権運営を託せる候補がいますか、という設問だと考えて、議論を進めていきましょう。
 
YESの投稿では、「自民党が変わらざるを得ない変革の好機」（真打ちさん）という意見が出ました。派閥解消のおかげで、多くの議員が手を挙げることになった状況を見てのことでしょう。派閥の親分が「キミはまだ早いんじゃないか」などと言って、若手の台頭を抑えてきた状態がなくなったのですから、大人数が立候補する総裁選そのものが改革の証しという見方ができるかもしれません。
 
自民党を変えるような候補がいなければ、「党としての存在すら出来なくなる」（しろえちゃんさん）という意見も出てきました。候補者のみなさんには、総裁選で、自民党が変わるというメッセージを国民に出さなければ、党の存続すら危ういという危機感を持って臨んでほしいですね。
 
「40代の候補2名に期待したい」「女性の首相にも期待」（DiamondBarさん）という具体的な候補を考えての意見がありました。40代は小林鷹之氏と小泉進次郎氏、女性は上川陽子氏と高市早苗氏、野田聖子氏で、改革には世代交代や女性の力が必要ということですね。米国の大統領選では、バイデン大統領（81）が続投をあきらめてハリス副大統領（59）がトランプ前大統領（78）と戦うことになりました。民主党の党大会の様子をライブ映像で見ていたのですが、ハリス候補が指名されることになり、会場が沸き立っている様子がわかりました。「若さ」と「女性」は、政治にエネルギーを吹き込むようです。
 
総裁選は首相選びでもありますから、「経済政策を推進する力があり、外交で渡り合える人材を選ぶ必要がある」（blueberry53さん）という意見も出ました。いま名前が挙がっている11人の候補のなかでは、40代のふたりを除けば、それぞれ政治家としての経験値は豊富です。経済閣僚の経験なら、石破茂氏（農林水産）、斎藤健氏（経済産業、農林水産）、林芳正氏（農林水産）、茂木敏充氏（経済産業、経済再生）らの顔が浮かんできますし、外相経験者は、河野太郎氏、茂木氏、林氏、上川氏と4人もいます。ついでに内閣を束ねる官房長官の経験者は、加藤勝信氏と林氏ですね。
 
「周囲の意見も聞いて、現実的な判断ができそう」（Ａ６Ｍ２さん）として、小林氏に期待する声もありました。小林氏は、これまで知名度は低かったですが、若手の票や候補を出していない旧安倍派の票を集めることになれば、都知事選の石丸伸二候補のような存在になるかもしれませんね。
 
NOの投稿では、「変わりたくても変えられない」（シンゴパパさん）という意見がありました。なし崩し的な原発回帰、なし崩し的な専守防衛からの転換、なし崩し的な財政の日銀依存。そして旧統一教会との関係や裏金の行方は、モリカケ桜と同じようにウヤムヤですまそうとしているようにも思えます。「説明責任を果たす」と、国民に約束し、実行できる候補者が果たしているのか、という気持ちにもなります。
 
私が自民党に変わってほしいと思っている「体質」のひとつは、この党に根深くある家父長的な意識で、それが子育て支援策を遅らせてきたことなどに現れていると思います。今回の総裁選では、夫婦別姓の法制化に積極的な野田氏が20人の推薦人を集められるのか微妙だと報じられています。YESの投稿にも、「私が応援する政治家が立候補できることを祈っている」（unagiさん）と、野田氏を念頭にしていると思われる声がありました。
 
家父長的な体質の改善という点で、今回の総裁選で、夫婦別姓についてちゃんと議論をするのか、野田氏が出なければ埋没してしまうのか、気になるところです。総裁選にからめて夫婦別姓について、ご意見はありませんか。「自民党を変える候補、いますか？」という設問とともに、投稿をお待ちします。


★高成田議長の過去の円卓会議より
・香港に国家安全条例、中国は大丈夫だと思いますか？
・政治に“裏金”（不透明な資金）は必要だと思いますか？
・ガザ情勢、注視していますか？

＜運営事務局より＞
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• 2024.08.26
• 高成田享 コラムニスト、元 朝日新聞論説委員