イー・ウーマン（ewoman）

今日からの「ダイバーシティ円卓会議」は今年最後となりますので、ダイバーシティ社会を作る上での基本の「キ」ということで久しぶりに I statement について考えたいと思います。
 
何と、前回これをテーマにしたのは2010年！　「I statement で発言していますか？」と問いかけたところ、YESは　77%でした。14年も経ったので、今ここに投稿してくださる皆さんは、きっとI statement で発言しているだろう、鍛えられてきたであろうと想像し、質問をもう一歩進めてみました。
 
今週のテーマは、「I statement スキル、役立てていますか？」です。I statement スキルとは何か。どんな時に活用しているか。どんな成果があるか。どんなふうにスキルを高めているのか、そして課題があるなら課題や難しさは何かなどを、1週間、丁寧に進めていきたいと考えています。
 
私の専門のダイバーシティ経営という分野は、「多様性」とだけ広く伝わっているようですが、違います。多様なだけであればケイオスになってしまいます。我がまま、自分勝手、バラバラになってしまいます。
 
ダイバーシティ経営とは、違いのある一人ひとりの力を合わせてより良い成果を作ること。私、佐々木かをりが定義するダイバーシティ経営とは「三人寄れば文殊の知恵」ということです。一人ひとりの知恵や体験が持ち寄られて、より良い解決策が導かれる。皆で力を合わせてプラスの成果が生まれて初めて意味があるのです。
 
その成果をつくるための発言方法が、I statement スキルです。自分の考えていることや体験したことを、聞き手や周囲が活用できるように発言、提案するためのスキルです。
 
まず、「ダイバーシティ円卓会議」第1日目の今日は、「I statement スキル、役立てていますか？」の問いに、イエスの人は、どんな場面で、どんなふうに活用しているかを教えてください。ノーの人は、役立てられない理由や難しさがあれば、是非それを教えてください。
 
今日から1週間、皆さんの体験をシェアしていただきながら、私の知見や考えも共有し、さらに皆でI statement スキルを高めていく機会としたいと思います。たくさんの投稿をお待ちしています！


★佐々木議長の過去の円卓会議より
・自分の内側のダイバーシティ、育んでいますか？
・アンコンシャスバイアスは、何が問題なのか知っていますか？
・女性社外取締役を増やす目的、ご存じですか？

＜運営事務局より＞
投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。
・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿は、「私は」を主語に変更させていただく場合もありますのでご了承ください。
・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。
・議長からの各日の投げかけ（赤字部分）に答えた内容で投稿してください。

• 2024.11.22
• 佐々木かをり 株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長、株式会社ユニカルインターナショナル 代表取締役社長