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会議番号:3778 開催期間 2025年06月06日- 07月25日
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「国会に女性が増えたら何が変わると思いますか?」についてたくさんご意見いただき、ありがとうございます。 今国会では28年ぶりに、選択的夫婦別姓についての法案の審議が行われましたが結局、今国会では採決は行わず、秋の臨時国会で改めて審議することが決まり、結論は先送りされることになりました。 いぬいるかさんのおっしゃる「真っ先に選択的夫婦別姓の制度が導入される」というのは、もう少し先になりそうですね。そして、男女共同参画が進むことで、働き方改革、少子化対策も現実に即した方向に向かってほしいと思います。 有権者の51.7%は女性です。女性議員を増やすことは、女性はもちろん、より多様な意見や視点が議論に、政策に反映される、ということなので、誰にとっても暮らしやすい社会につながると思います。 あさって6月22日にはDiamondBarさんも注目している、東京都議会議員選挙の投開票が行われます。立候補した295人のうち99人が女性候補者で、過去最多だということです。東京都議会は、昨年末のデータによると議員127人のうち女性は41人で女性の割合は32%と全国で最も高かったので、今回の選挙で、さらに女性の割合が増えるのかどうか注目したいですね。 そして、2kishir0さんも指摘されるように、女性だから、男性だから、といった固定的な性別役割分担の「昭和モデル」ではなく、性別に関わらず、これまでの経験を活かした政策提言ができる「令和モデル」の議員の方の活躍、期待したいですね。 議員に女性が増えることで変わること、miki14さん、真打ちさんは「子育てや介護」を挙げてくださっています。「男性は仕事、女性が家事・育児」という固定的な性別役割分業を前提としてできた制度や仕組みを変えていくには、政治の意思決定の場に当事者がいることが重要だと感じます。これまでの少子化対策、男女共同参画政策がうまくいかなかった理由の一つは、仕事と家庭の両立が求められたのは女性で、男性も仕事と家庭が両立できるようにしてこなかったことがあると思います。 実際に、地方議会で女性議員が増えたことでどんな影響があったか、という調査結果があります。「女性の政治参画への障壁等に関する調査研究報告書」(令和7年3月 内閣府) 最も多かったのが「女性の視点が加わることで、議論が多様化している」、次いで「生活に直結する事柄について、より多様な人々の声の反映が行われるようになっている」「女性の声が反映されやすい」「雇用・出産・子育て・介護など女性に特に影響が大きい分野への支援が行われるようになっている」、「議会運営の改善(透明性、議員としての働き方等)が進んでいる」「男女問わず、仕事と家庭の両立をしやすい社会の実現に近づいている」でした。 そして、女性議員が30%以上の議会では、こうした影響がより大きくなっていることもわかりました。30%は「クリティカル・マス」と呼ばれ、少数者の意見が組織に影響を与える分岐点の割合と言われています。女性がいる、というだけでなく、数が増えることが変わるためには重要で、議会で女性が一人だと「女性の代表」としての意見が期待されるが、女性も多様であり、より多様な意見を反映するためにも、女性議員の割合を増やすことが重要だと指摘しています。 こうした調査結果からも、女性議員が増えることは、blueberry53さんのご意見にもある通り、より平等の目で見ることにつながり、それが、誰もが暮らしやすい社会の実現につながると思います。 そこで、皆さんへの最後の質問は、「では、どうしたら女性議員が増えると思いますか?」です。9割の方が「国会議員の女性割合、このまま低くて良いですか?」にはNOと回答してくださっていますが、実際に、立候補を決意する人は少ないのが現状です。 上智大学の三浦まり教授は、女性が立候補するには、自信、家族、政党、選挙制度、有権者という、乗り越えなければならない「6つの壁」があると指摘しています。 こうした、さまざまな壁を乗り越えて女性が立候補し議員となるために、こういう仕組みや制度があったら、また、有権者としてできること、など、ご意見、アイディアを、ぜひお寄せください。★関連テーマ・「年収の壁」の問題点、ご存知ですか?(山本恵子議長)・あなたは、リーダーシップがありますか?(佐々木かをり議長)・「家事8割・育児7割が妻の負担」。あなたの家庭は分担できていますか?(田澤由利議長)<運営事務局より>・6月27日(金)まで全4回、毎週金曜に議長コメントを更新します。それを受けた投稿を、水曜朝までを目処にお送りください。・投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿は、「私は」を主語に変更させていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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