イー・ウーマン（ewoman）

映画、観ました！（unagi・東京都）

「女性の休日」、パートナーと一緒に見てきました。女性たちの言葉に、胸が熱くなりました。ストライキという言葉を使わずに「休日」とすることでマイルドになり、女性たちの連帯が広がったこと、とても興味深いです。集まりに参加せずに家で休日にしてもいい、数時間でもいい、という言葉になるほどと思いました。大切なことは、みんなで気づく機会をつくること。反感を買わずに実行するポイントは、こういう柔軟なアクションだと思いました。協力する男性の姿も印象的でした。

まずはキャンペーン、次に試行？（いぬいるか・東京都）

いきなりストライキだと心理的ハードルが高いかもしれないので、まずはウォーミングアップ・準備段階として、「想像してみよう！女性が働かない一日」のようなキャンペーンを行政and/or民間が主導し、家庭や職場で想像してみた結果を洗い出す、つまり女性のシャドーワークを可視化し、それを男性、家族、職場などさまざまなところで共有する。そこから一歩進んで、東京都あたりの自治体、または民間企業で試験的に「女性の休日」を設けてみる・・手ぬるいでしょうか？

国民的関心に（真打ち・栃木県・56）

10／21付の讀賣新聞で、女性の休日について大きく取り上げられていた。今後は、テレビのゴールデンタイムに放送するなど、ごく一部の人が足を運ぶ作品にしない為に、高市総理誕生も追い風にしながら、国民が身近な関心事として考える空気を作って欲しいと、私は思う。知る機会を設け暮らしの中で実践し、男女で対話をしながら改善を重ねてこそ、暮らし易い社会はグッと身近になるものと私は信じている。

女性の休日と男性の休日（blueberry53・大阪府・69）

実際に日本で女性の休日を実行すると社会的な影響が大きすぎると思いますので、架空の女性の休日を設け、みんなで女性がいない一日をシミュレーションしてみて議論を深める機会とするとよいと思います。また、併せて男性の休日についてもシミュレーションしてみることで女性がカバーできる範囲がいかに広いか考えることにもつながります。そして、何よりも男女それぞれが相手の存在の大切さと助け合うことの大切さを理解する機会となれば望ましいと思います。

まずは半ドンから（DiamondBar・東京都・56）

ベトナム女性の日は、多くの企業では女性は午前中だけ働き、午後はお休みです。日本でも午後だけの休みであれば、多少反発も抑えられるような気がします。まずは、日本独自の女性の日を作り、「女性に感謝をして休んでいただく日」というのを知らしめるところからだと思います。もはや何の休日かわからないくらい祝日も多いですが、何かを祝う日というより、（女性は）何もしない祝日があってもいいと思います。

その日に向けて準備（miki14・大阪府・53）

実行する日にちがわかれば、私はその日に自分の仕事や家庭がなんとか回るよう、準備すると思います。それだけでも、女性がいかに重要な仕事をしているのか実感できそうです（今でもわかっているつもりではありますが）。少なくとも男性として、女性の休日の実行を妨げることは避けたいです。高市総理も休んでほしいものですが、今のところは女性の権利についての考えがよくわかりません。もし実行されるとしたらどんな行動をとるのか、興味深いです。

みなさん、「アイスランドの『女性の休日』、知ってましたか？」への投票、そして、最終日に向けての問いかけ、「『女性の休日』を日本で実現するアイディアとは？あなたができることは？」にたくさんのご意見をいただき、ありがとうございました。
 
映画の上映が始まり、知っている、という方が増えていますね。私も名古屋での上映初日の２５日、映画館で観てきました。映画を観ながら、何度も笑い、そして女性たちが成し遂げたことを語るシーンに涙しました。
 
「女性の休日」を日本で実現するアイディアについて「映画観ました！」というunagiさんからは、柔軟なアクション、そして、miki14さんのような男性との協力がカギですね。
 
実際のストライキは影響が大きく、心理的ハードルも高いとして、blueberry53さんは、架空の女性の休日を設け、みんなで女性がいない一日をシミュレーションしてみては？というご意見、そして、いぬいるかさんからは「想像してみよう！女性が働かない一日」キャンペーンを、というアイディアを寄せてくださいました。女性たちの見えない「シャドーワーク」を可視化し、真打ちさんがおっしゃるように、まずは、知る、そして、対話をしながら改善を重ねていくことは、確実に、誰もが暮らしやすい社会につながりますよね。
 
そして、DiamondBarさんからは、ベトナムの「女性の日」は午後仕事が休み、との情報。そして、日本独自の「女性の日」には、「女性に感謝をして休んでいただく日」として女性は何もしない祝日にとのアイディア、賛成です！
 
映画の上映が始まった１０月２５日、名古屋では映画を観た後「ジェンダーのもやもや」を語る会が開かれました。
 
参加者からは「女性は男性の1.5倍働かないと認められない」、「やっぱり女は使えない」、「いいよね、女性は会社辞められて」など、実際に言われた言葉や、就職したとき短大卒だけお茶くみの実習があったというエピソード、さらに、男性からは女性の部下にどう接したらいいのか、さらに、学校の教員の方からは「LGBTQなど性的マイノリティの人たちについて子どもたちにどう伝えたらいいか」など、さまざまな“もやもや”が語られました。
 
こうして、さまざまな職業、年代の人たちが、自分たちが感じて「もやもや」について語り、その原因は何か、そして、どうしたらいいのか、対話しながら考える機会があることが大切だと感じました。
 
そして、１０月２４日の「女性の休日」から５０年の日。アイスランド大使館が開いた「女性の休日」５０年を記念するフォーラムに参加してきました。
 
印象的だったのは、アイスランド国会議員で、元レイキャビク市長のヨン・グナール氏が「自分の父は家事・育児をしない当時の典型的な男性だったので、自分は違う父親になりたいと思い、家事も育児もした。その結果、子どもや孫たちにとっては、自分が『父親』のロールモデルとなった」との話。また、日本で、アイスランド企業の代表取締役を務める女性は現在、夫が専業主夫として子育てしていて、「アイスランドには、たくさんの女性リーダーのロールモデルがいたし、子どもにとっては夫が、家事・育児をする父親のロールモデルになっている」と話していました。私たち自身が「こうありたい」というロールモデルになっていくことも大切なのだと思いました。
 
１０月２４日、アイスランドではこの５０年で８回目となる「女性の休日」が行われ、朝日新聞の報道によると、レイキャビクには人口の８分の１にあたるおよそ５万人が集まったそうです。
▶︎アイスランド、50年前のスト再び　「女性の休日」首都に5万人集う
 
今年５月、アイスランドの大統領が来日し、男女平等実現のためには“Show the matter”、問題だと行動で示すことが大切だと話していましたが、
▶︎男女平等のカギは？アイスランド大統領"Show the matter"
アイスランドの人たちは、“Show the matter”と、行動を続けています。
 
ジェンダーギャップ指数１１８位の日本。初めての女性総理大臣が誕生したことを大きな原動力として、私たちも男女平等に向け、“Show the matter”と行動していくことが未来を変えていくのだと思います。
 
行動するのは最初は誰でも怖いですよね。映画の中で、女性が「最初は無視され、次は笑いものにされ、ケンカを売られ、やがて勝つ」と話していました。
 
『女性の休日』の上映をきっかけに、来年３月８日の「国際女性デー」は日曜のため、３月６日に、日本で「女性の休日」を、との動きもあります。ぜひ、まずは、女性が一日休んだら、と想像したり、話し合ったり、実際に、仕事や家事・育児を休んで、映画を観に行ったり、と、「もやもや」していることを変えるために、行動してみませんか？
 
最後に、「女性の休日」に参加した女性たちが歌っていたÁfram stelpur　『進め　女性たち』の歌詞の一部を皆さんに紹介して１か月の議長を終えたいと思います。
皆さんの行動で、私たちが行動することで、日本の現状が、未来が変わりますように。
 
以下、映画『女性の休日』パンフレット　Áfram stelpur『進め　女性たち』より。
 
だけど本当にやるの？
望むの？できるの？
そう　私は本当にやる
できる　必ずやる！
いつか子供たちは言うだろう
「母さんたちが　間違いを正してくれたよ」
いつか子供たちは言うだろう
「これこそ　私が求める世界」
 
ぜひ、映画『女性の休日』を観に行って、この歌を聴いてみてください。
 
１か月、ありがとうございました。


★山本議長の過去の円卓会議より
・国会議員の女性割合、このまま低くて良いですか？
・「年収の壁」の問題点、ご存知ですか？

• 2025.10.31
• 山本恵子 ジャーナリスト、元NHK解説委員（ジェンダー・男女共同参画担当）