佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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南谷真鈴さん

エキスプローラーズ・グランドスラム 世界最年少達成記録保持者


佐々木さんの夢って何ですか?

南谷

スポーツは、元々、乗馬をしていましたね。あとは水泳。陸上部もやっていました。

佐々木

やっぱり、いろいろなんだね。言語もいろいろだし、国もいろいろだし、運動もいろいろやるし。何となく、私は、似ているタイプなんだと思う、生き方が。

南谷

ふーん、嬉しいなあ。

佐々木

いやいや、大変僭越でございますけど。

南谷

いや、嬉しいです。

佐々木

たぶん、目の前にあるものを一生懸命やるし、一つのものからたくさんインスピレーションが生まれるし、興味があれば、別に何のルールも関係なく飛びつくし。

南谷

聞きたいことがひとつあります。今思いついたんですけど、佐々木さんの夢って何ですか?

佐々木

夢? また……。「真鈴ちゃんのこれからは?」と同じじゃない?(笑)夢ねえ。あんまり、夢に向かってていうのは考えたことがないんだけどね。でも、随分前に、アメリカ人のビジネストレーナーの通訳をしていた時に、彼女が「夢は、稼げるかわいいおばあちゃんになること」って言ったの。

南谷

「稼げるかわいいおばあちゃん」?トレーナーさんが?(笑)かわいい。

佐々木

そう。「かわいくて、チャーミングで、ちゃんと自分の分は自分で稼げる、というおばあちゃんになること」って。仕事で達成したいことはいっぱいある。世の中や社会をどうしたいですか?って言ったら、ダイバーシティが推進できて、こんなに皆がのびのびと働けたらいいなとか、それぞれのテーマで向かっていきたいことがある。だけれど、私の人生という意味で、どんなふうに生きていたいかって思うと、人生百年時代と言われる時に、何年生きるか分からないけれど、チャーミングでありたい。チャーミングっていうのは、人が寄ってきてくれるような……。近所の人だろうが、近くの小学校の子どもだろうが、お友達だろうが、いろんな人が集まってくれるような、チャーミングな人になっていたいと思うし、誰かに頼らず、そこそこ自分が食べる分ぐらいは稼げる、経済的に自立しているっていう、そんなおばあちゃんになっていきたいな、と思う。それは、夢っていうのじゃないのかもしれないけどね。

南谷

ふーん。素敵だな。

佐々木

何か、そういうことかな、と思って。Givingな人でいたい。

南谷

20代の時の夢は?


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