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会議番号:3121 開催期間 2011年10月10日- 10月17日
こんにちは。環境ジャーナリストの枝廣淳子です。 今週一週間、エネルギーをめぐってみなさんと議論を展開していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 3.11の大震災、そしてその後の東京電力福島第一原子力発電所事故を受けて、「エネルギー」について考えたり話したりすることが増えたのではないでしょうか? 私たちの暮らしや産業を支える電力を作り出す方法には大きく分けて、①火力発電(主な燃料は石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料)、②原子力発電(主な燃料はウランなど、③大規模水力発電(大規模なダムを使う)、④自然エネルギー(太陽光、風力、バイオマス、小規模水力、波力などを利用する)などがあります。 これまで多くの人にとって、「お金を払う限り、電力でもガソリンでも、エネルギーは好きなだけ手に入れるもの」「エネルギー政策は、政府や業界が作るもの」でしたが、今回の震災・原発事故は、私たちの暮らしとエネルギーのつながりを、私たちにしっかり見せてくれました。それによって、これまで行政や専門家に任せていた一般の人々も、自分で知り、考えようという「エネルギー意識」が高まっているように思います。 エネルギーについて、日本は今後どのように考え、取り組んでいくのか……これが「エネルギー政策」です。これまでは政府が主に業界団体と相談して作ってきました。私たち市民が関わることはほとんどなかったといえるでしょう。しかし、そのような「アナタ政策を作る人、ワタシそれを受け入れる人」という政府-国民の構図が、福島原発事故の人災の側面を作り出すひとつの要素となったとも考えられます。 現在、「自分たちでもエネルギーについて、考え、選んでいきたい」という声も大きくなっています。その一方で、「よくわからないし、専門家に任せておくのがよいと思う」「考えるのは面倒くさい」「政府の役目」と、国や自治体のエネルギー政策に関わることはしたくない、という声もあります。 あなたはどのようにお考えでしょうか? 暮らしや産業を支えるエネルギーを左右するエネルギー政策について、自分でも関わっていきたいと思っていますか? そしてその理由は? 皆さんのご意見をお聞かせください。
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