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会議番号:3162 開催期間 2012年04月23日- 04月30日
こんにちは、衆議院議員の江端貴子です。円卓会議の議長は5年ぶり、どうぞよろしくお願いします。 新年度が始まって、3週間。今年も新入社員なんだろうなと思われる初々しいスーツ姿の方を街で多く見かけます。 今年卒業の方たちの就職内定率は、大学卒で80.5%、高校卒で86.4%。しかし、これは就職を希望している学生のうち、どれだけ内定があったかという数字で、就職の実態を去年の大学卒業生で見ますと、55万3000人の卒業生のうち、就職した方は約34万人。就職率は61.6%。 大学院に進学した方は7万人。1万9000人がアルバイトなどの一時的な職業につき、就職も進学もしなかった方が8万8000人もいる状況なのです。私のまわりにも、就職が決まらず、大学と相談して卒業を半年延期しても、まだ就職が決まらず、卒業後アルバイトなどをしながら就職活動をしている方たちがいます。 デフレや円高、リーマンショック、経済の低迷、グローバル化や東日本大震災の影響、様々な企業を取り巻く環境の変化に雇用調整がされているという実態があります。一方で、医療、介護の現場などで、人手不足があり、需要と供給のミスマッチも見られます。 また、一人の学生が何社もの内定を取る一方で、まったく内定が取れない学生がいるという学生の中での格差もあります。高度成長を経験していない、しかしモノや情報には恵まれている今の若者たちは、将来の夢が描けず、漠然と就職活動をしているという声もあります。 就職難は本人の責任なのでしょうか。今実際に就職活動をされている方、ご自身もこういう経験があったという方、親御さんという立場の方もいらっしゃるかもしれません。また、企業や採用の側からのご意見など、まずは幅広くご意見を伺いたいと思います。 5年ぶりに議長役を務めることになり、わくわくしています。1週間よろしくお願いいたします。
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