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会議番号:3695 開催期間 2022年09月16日- 09月23日
厚生労働省から9月9日、2021年度の児童虐待相談対応件数が20万7659件だったという速報値が発表されました。前年度より2615件(1.3%)増加しています。増加率はややなだらかになりましたが、増加傾向はずっと続いています。虐待で亡くなった子どもの数は77人でした。 ◆令和3年度 児童相談所での児童虐待相談対応件数(速報値) 相談の内容別件数は、多い順に、心理的虐待12万4722件(全体の60.1%)、身体的虐待4万9238件(23.7%)、ネグレクト3万1452件(15.1%)、性的虐待2247件(1.1%)となっています。前年度の件数で比べると、身体的虐待のみ797件のマイナス、他は多い順に、心理的虐待が3388件、ネグレクトが22件、性的虐待が2件とそれぞれが増加しています。 相談の経路別件数は、多い順に、警察等10万3104件(全体の49.7%)、近隣知人2万8075件(13.5%)、家族親戚1万7344件(8.4%)、学校1万3972件(6.7%)となっています。 2020年度と比べて児童虐待相談対応件数が増加した要因を厚生労働省は、虐待相談窓口の普及などにより、家族親戚、近隣知人、児童本人等からの通告が増加していることをあげています。 通告件数が増えたことによって、今まで見つけられなかった虐待を見つけられるようになったかもしれないことはいい方向と思います。しかし通告をためらうことによって、まだ虐待に苦しんでいる親子を救うことができていないかもしれません。 「児童虐待、過去最多。通告、ためらいますか?」 今回は児童虐待の通告について、みなさんと考えていきたいと思います。みなさんの体験などもぜひ教えてください。またはそのような場面には遭遇していないけれど、通告をためらうかもしれないと思う方は、その理由もお聞かせいただけたらと思います。★高祖議長の過去の円卓会議より・部活での暴力。防ぐ方法、ありますか?・こども基本法の成立、必要ですか?・児童虐待、過去最多20万件。防ぐ仕組み、いい案ありますか?(2021年)
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