佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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秋池玲子さん

ボストンコンサルティンググループ パートナー&マネージング・ディレクター

講演依頼について問い合わせをする

それで立ち直れないのは嫌だと思う

佐々木

そうですね。でもいろいろトラブルも、やっぱりあるでしょうね。

秋池

なるべくないように進めるということですね。

佐々木

青図を書いて、「これでどうぞ」ってすすめるのではなく、実際に一人一人と会って話をしながらインプリメンテーションをされるわけじゃないですか。最終的にはハッピーエンドで収まるように進めるという仕事ですが、ストレスが非常に多いところにいつも突っ込んでいくお仕事ですよね。たぶん、お好きなんですよね? きっと。

秋池

好きという訳でないと思いますけど。

佐々木

ちょっと怖いような、ストレスフルだっていうことも分かっている、でも先にすごく価値があると分かっているトンネルに突っ込んでいくのが、きっとお好きなんですね。

秋池

好きというよりは、大げさですが義務感ですね。私でお役に立てると分かったら、やらずにいられない気持ちにかられます。私は成長戦略もやりますが、こと再生については、せっかく再生の苦労をして、人が辞めたり報酬が削られたり事業をやめたりしたのに、やり方を間違えて立ち直れないようなことになるのは嫌なのですよね。「これだけやったのだから成功する」というふうにしたいと思うと、ついつい。それで苦労してしまう訳ですが・・・。

佐々木

そういう強い気持ちで仕事に取り組まれていたのですが、今、また、コンサルに戻られて。もちろん再生機構が解散されたということもありますけど、そのまま、どこかの事業に入るのではなく、またコンサルティングのほうに来ているのは、どんな理由からですか。

秋池

機構を辞めるときに、それなりにいろいろ考えたんですけれども……。

佐々木

引く手数多だったでしょうね。


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