働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
今日は有難うございます。今回お会いするので、改めて略歴を拝見したんですが、すごく面白いというか、男気のある略歴だなと思って。日本女子大の文学部を出て、JR東日本に入社。そこで上野駅を良くしていくプロジェクトにかかわるなか、「百貨店のことはよく分からないから、出向させてください」と2年出向。何度も語りつくしていることだと思うんですけれども。
今、特に若い社会人のガッツがないといわれる時代だからかもしれないけれど、入社2年目くらいから「仕事がよく分からないから、2年出向させてくれ」って名乗り出る姿勢。
レジも打った、チラシも作った、撒いた、なんていうことをお聞きし。これは、どういうことだったんですか。
やろうとしている仕事は、すごく大きな、しかも自分がやりたい仕事であるにもかかわらず、自分の能力がないために手ごたえがない。で、それをやるためには、周りの環境が悪いんじゃなくて、自分の能力の無さなんだと思ったときに、まずは、その基礎体力をつけることが大事だ、と。
で、その基礎体力をつけるにあたって、自分の会社の中を見回したときに、小売りで、これからやろうとしているビジネスの中で、百貨店的なものがなかったんです。だから「百貨店で勉強したい」と。バブルの前でしたので、まだ百貨店はすごく勢いがある時代だったんです。
でも、JRに限らないかもしれませんけれども、入社後に自分の力が足りないとか、うまく成果が出せないとき「勉強し直したいので出向させて欲しい」っていう発想は、誰もが考えることでもない。
無謀ですよね。昔からそうだったかもしれない。
無謀かどうかは分からないけど。昔からそうですか? たとえばどんな事例があるんですか?
入社してから、「これはやったほうがいいと思うんで、やらせてください」みたいなのは結構あったかもしれないですね。
怖いものなし?
怖いもの知らずかもしれないです。