佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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鎌田由美子さん

東日本旅客鉄道株式会社/事業創造本部 地域活性化部門 部長

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イレギュラーで11月の異動だったんです

佐々木

で、その後、今度は社長を辞められて、部長さんの立場になられていますよね。それが私はまたびっくりだったんです。

鎌田

何でですか?

佐々木

肩書きのために仕事をしているつもりは毛頭ないけれども、すぐに「本プロジェクト成功しました。じゃあ、新規事業は部長から」っていうのは、なかなかカッコイイというか。そこは、どういう、いきさつだったんですか?

鎌田

急な異動だったんで、これまた私もびっくりしたんですけど、今度は部下のほうがびっくりしてましたね。社長になったときには、部下以上に私のほうがびっくりしたんですけど。

通常だと6月に異動するんですけど、ちょっとイレギュラーで11月の異動だったんです。地方が疲弊している中で何かしたい、子育て支援ももっと、という2つの仕事の担当でした。

7年エキナカに没頭していて本社に戻ったので、エキュートスタートのときと同じように、まわりの状況がよく分からない。はてさて、どこから手をつけたらいいんだっていう感じだったんです。

佐々木

その異動も、突然来たんですか?

鎌田

突然でした。

佐々木

また机の上にメモが書いてあって?

鎌田

いえ(笑)、電話で。

佐々木

それって、ちょっとがっかりじゃないですか? 社長だったわけですから、社長として、「君、ちょっと異動で、部長だよ」っていうのは、何だか悲しくないですか?

鎌田

それはないですが、時間はもう少し欲しかったです。引き継ぐ時間とか、社外に対してのご挨拶の時間とか。

佐々木

何て言おうかとか?

鎌田

そうですね。異動して何をやるのかはっきり言えなかったので……。

佐々木

「これ、どうしよう」っていう感じですか?

鎌田

でも、もう決まっちゃったから。

佐々木

そこがすごいな、と思って。で、行ってみたら、部下2人で、また、一からやれと。厳しい会社ですね。

鎌田

一応、2チームで5人いたんです。ただ、仕事がまだこれからだっていうのに、10人いても、それもまた困っちゃうので、そういう意味では、ちょうどいいですよ。

佐々木

それは「腕を買われた」っていう前向きな理解ですか?

鎌田

エキュートにいる頃から地方のことを言っていたんですよ。だから、それで来たんだな、という感じはしたんですね。


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