佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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鎌田由美子さん

東日本旅客鉄道株式会社/事業創造本部 地域活性化部門 部長

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保育園がもう34園になったんです

佐々木

その上、子育て事業もやっているとか。

鎌田

そうなんです。保育園がもう34園、約2000人の子供達が駅型保育園にいます。結構前からやっていて、1996年スタートで、今、2018年までに 60ヵ所の計画なんです。いずれは全体で100ヵ所と思っているんですが、これは単に保育園だけが100ヵ所っていうんじゃなくて、学童とか、親子カフェとか、子育ての周辺のものも含めて、いろいろな子育て支援のものを100ヵ所ぐらい、早いうちに作っていきたいなっていう思いなんですね。

佐々木

保育園事業も重要だけれど、予算のついていない学童も増やしてほしい。

鎌田

予算がついていないんです。学童は切実ですよね。

佐々木

そう思います。自分の子どもが大きくなったので思うんだけど保育園は、もちろん世の中のルールを教えたり、基礎的ないろんなことを教えられるし、小さいときに教えられることって実はたくさんあるけど、保育園の重要性って、たぶん、運動量が多いことがすごく重要。

小学校以上になってくると、今度、親との時間とか、周りとの関わりの中で学習することとかって多いから。学童がなくて「40人の定員のところに69人」っていう報道を聞くと、ストレスフルだな、と思って。きっと、そうすると、家に戻った後……。

鎌田

落ち着かないですよね。

佐々木

子どもは荷物じゃないから、便利な場所だとかだけでなく、子どもたちも心と体を受け入れられる環境でないと。日本の将来を担う人間を育てているわけだからね。

鎌田

そうなんですね。きちんとした環境も必要だし、いろんなバリエーションがないと、その子に合ったものが選べないですよね。それどころじゃないですもんね、今。こういった事業は、完全に沿線価値向上というか、公共性の部分でどう社会貢献できているのかっていうことだと思うんですよね。


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