佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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鎌田由美子さん

東日本旅客鉄道株式会社/事業創造本部 地域活性化部門 部長

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10年先を考えて仕事をやったことが、あまりないんです

佐々木

これからもプロジェクトがいっぱいで、たぶん「鎌田さんに頼めば……」っていうふうに、会社もいっぱいやってほしいことがあるんだと思いますけれども、鎌田さんご自身はこれからどんな仕事に取り組みたいですか。

鎌田

今までもそうなんですけど、5年先とか10年先を考えて仕事をやったことが、あまりないんです。ただ、自分自身が10年先にはこんな人間になっていたいっていうような、たとえば5年後だったら、かをりさんのような、微笑んで、生きる余裕を……。

佐々木

余裕? それは間違いです。

鎌田

そうですか?ドーンとして動じない人間になっていたいな、とかね。

佐々木

いや、私が同じことを申し上げたいですよ。

鎌田

そういうイメージはあるんですけど、じゃあ実務の面でどんな仕事をしたいかっていうのは、実は考えたことがなくて、やっているうちに次の仕事ができてきちゃうんですね。で、それをやるような状況になっている人生なんです。

だから、これも元々、地方とか農業関係も絡んできているんですけど、そういったものを最初からやりたいっていうんじゃなくて、エキュートから地方がつながってきて、そのセクションに行って、もらった案件とか、「困っている」って言って持ち込まれた案件をやっていると、こうなっちゃったっていう感じなんです。今、部下も20人いるんですよ。

佐々木

すごいね。

鎌田

もう、元気ですよ、皆。結構考え出すと楽しいんですよ。だから「これも不採算で難しいな。うーん」って難しい顔をしていたって全然面白くなくて、現地に行くといっぱいいろいろ美味しいネタがある。

佐々木

そうですよね。面白そうだなあ。

鎌田

面白いです。

佐々木

何か、仕事で一緒にできることがあるといいですね。

鎌田

そうですね、ぜひ。

佐々木

今日は、楽しかった。そもそも以前一緒のパネルのときに「男たちも捨てたもんじゃないですね」って、発言されて、それ以来のファンです。

鎌田

やだ、もう恥ずかしい。聞かなかったことにしてください。

佐々木

ちょっと小さい声で言いました。……ということで、これからも、ぜひよろしくお願いします。

鎌田

よろしくお願いします。ありがとうございます。

対談を終えて

「男も捨てたもんじゃないと思いましたよ」とあるとき鎌田さんが発言されたのを聞き、そのユーモアある発言と、男性部下たちをガンガン動かす、若い女性リーダーを大好きになりました。さばさばしているところが、話していて気持ちがいい理由です。今回の対談も、鎌田節で進みました。第15回国際女性ビジネス会議では、講演していただきます。楽しみ!


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