働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
これは事故ですね、社長。元々、私はオランダに憧れていたんです。オランダに行きたい、オランダに留学したいと、そればっかり夢見ていたんです、小さい頃から。とにかく私はヨーロッパに行きたい、すごいドレスを着て、ヨーロッパの生活にジャンプしたいとずっと思っていたんです。でも高校生になって「留学したい」と言いだしたら、お父さんお母さんが、「うん。自分で行きなさい」と。
「自分で?どういう意味?」って言ったら、「奨学金がたくさんあるでしょう。探せばいいじゃない」って言われたんです。で、そのときは高校1~2年生で、友達から聞いたのは、「3年生になったら、もう遅い。奨学金は、もうない。皆、大学に行く準備で忙しいから」と。1年生か2年生しかないと知って、すごくいろいろ探していたら、そのとき、たまたま日本しかなかったんです。
それは高校1年生のときですか?
高校1年生の最後の頃。日本しかなかったんですね。
「日本じゃあね。ヨーロッパじゃないし」と思った?
すごく思った。悩んでいたんです。「日本か」みたいな、本当にそんな気持ちで留学の紙を持って帰ったんです。すごく悩んでいたんです。
でも、2年生のときから日本語を勉強したんです。私の高校では、英語はできて当たり前ということで、英語以外にもう一つの言葉ができなくちゃいけなかったんです。私の年は日本語がメインだったので、日本語を勉強していたんです。
それも偶然ですね。
偶然です。でも好きじゃなかったので、アイウエオばっかり勉強して、全然上達しなかったんです。それで母に、「とにかく留学したいんでしょ。日本も海外だから、いいんじゃない?」って言われたんです。それはずっと覚えている。「確かに、日本も海外だな」と思って。
で、日本をエンジョイしよう、と。
そうなんですよ。それで来ちゃったんです、高校2年生の頃。