佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

145

エロック・ハリマーさん

川崎市外国人市民代表者会議第8期委員長

講演依頼について問い合わせをする

猛烈に勉強。1ヵ月だけの時間でした

佐々木

でも、そこから、同じ大学に入学したわけですね? 試験を受けたの? 試験勉強もして。

エロック

そうです。もう仕方がないから、日本の入学試験みたいに受験しました。悔しくて、猛烈に勉強。1ヵ月だけの時間でした。試験まで1ヵ月以内でしたから。

佐々木

そうですよね。推薦がダメって言われてからでは、時間がないですものね。

エロック

そう。「私は、もう決まり」って、勉強していなかったわけですから。父が、「どうする? 大学、行く? 行かない?」って。

佐々木

他の大学に行くということは考えられなかったんですか?

エロック

考えられなかった。というのは、まず国立大学しか行けない。私は5人兄弟なので、経済的に。母と父は、「どこでもいいよ。お金のことは後で」と。でも私は、やはり「これは無理だ」と。で、ジャカルタは遠いし、国の首都だから生活費もかなり高いだろう、と。なので、全然考えなかったんです。最初から、ジョクジャカルタ、と。で、そこは社会と政治学部がトップだったんです。日本語学科は、すごく人気があったんですけど、おそらく、もうちょっと下かな、という感じだったんですね。

佐々木

それで、もう「狙え! 日本語科」っていう感じに。

エロック

「日本語学科に入れば、まだ外交官になる道がある」と。


  • 10 / 23

バックナンバー

過去の一覧

ページの先頭へ