働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
それで大学に行って、そして仕事をしていくっていう生き方に対しては、ご家庭は応援された。
そうですね。私の場合は、姉がいて、姉は中学からエスカレーターのお嬢様学校に入れられていたんです。でも私は「お勉強で行きなさい」みたいに、公立の中学で、都立高校。妹はまた日本舞踊を習わせられたりしていましたから、私が一番お金がかからずに(笑)。
4人姉弟の中で、どうして、お一人だけ違うように育てられた?
成績がよかったからかな? 父がすごく教育パパでしたね。
じゃあ、この子は成績がいいから、勉学ですすませようと。
新聞記者か、弁護士になれとか、子供の頃、よく言われました。
へえ、格好いいなあ。となると小・中学校のときに、もうお父さまは「この子は違う」って思ったんですね。
めちゃくちゃ、ませていたようです。すごくおかしいエピソードがあって、姉が三つ上なんですけど、姉が小学校に入ったときに、「私も早く一緒に学校に行きたい! お父さん、何で私は学校に行けないの?」って言って、それで父は区役所に行って、「うちの次女を1年前に学校に入れさせてもらえませんか?」って頼んだけど、断られたって(笑)。
じゃあ、中・高でも、すごく勉強されましたか。
大学受験のときには勉強しました。小・中学校は誰でもできますよね。でも高校に行くと、いろんな学校から優秀な子が入ってくるから、そこでいきなり劣等生になって。だから、よっぽど勉強しないと早稲田に入れないっていう感じでした。