働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
私がいたバーバーには、女性のお客さんがいっぱい来ていました。
それはどういうわけですか?
やっぱり、カットスタイルが良かったからでしょうか。ちょうど、ヴィダルサスーンが流行ってきてカットでスタイルをつくるというのが、ものすごく主流になってたんですね。それまではどちらかというと、パーマをかけたり、巻いたりするというのが主流だったんです。
当時、創業者が、ロンドンにヴィダルサスーンの研修に行ってきて、社員全員にサスーンカットを教えてくれたんですよ。カットでスタイルを作れるというのはすごいということで、知り合いの女性たちに声をかけたんです。そうしたら、評判になり、お客様の3割か4割は女性になったんです。 そんなことから私自身もとても女性のお客様に興味が沸いてきて、美容室をやりたいと言ったんです。そうしたら、「美容がやりたいんだったら、自分でビルを探してきなさい」って言われて。
創業者の方が?
ええ「あなたが自分で好きに探してきなさい。そしたらやってもいいよ」って言われたんです。それで新宿の駅前、今、ルミネがある前辺りのビルに、いい物件が見つかって、そこで美容サロンを始めたんです。
高橋商事としては、美容は初めてのお店だったんですか?
いえ、神奈川の方ですでにやってたんですけども。それはユニセックス・サロンで、理容と美容、両方をやっていました。
それって何年ですか?
78年ですね。新宿の西口サロンでしたがものすごく忙しいお店になりました。
どこに行っても成功するのは、何が原因なんでしょうか?