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テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』キャスター
今日は有難うございます。でもどうしたらいいでしょう。インタビューのプロにインタビューするっていうのは。
私、プロではないですよ。それに逆にインタビューされると、後で「こう答えればよかった」というのはいつもあります。
あるでしょう? だから今日は小谷さんのインタビューや取材の術も伺いたいんですけれど、まずはWBS(テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」)のことから。そのあと、少しバック・グラウンドに戻ったり、プライベートなところのお話も伺いたいので、よろしくお願いします。WBSのキャスターになられたのが98年だから、もう……。
13年。
13年ですか。もう当然、番組の顔で、逆に小谷さん以外は考えられない。
私は小池百合子さんのイメージが、いまだに強いんです。
それはないかな。もう、ないですね。13年もたつと。
でも日々のことだから、私はもう俯瞰で見られない。当事者だし、毎日、日々のこととして一生懸命こなすだけだから、どう見られているか、には全然意識がいっていない。だから周りからは「そういうのも少しは自覚してください」っていうふうに言われます……。
どういう自覚?
テレビに出ているんだ、という自覚。
ああそうか。ないはずもないけれど、でも、そのあたりがいいところなんじゃないかな。私はプライベートでもお付き合いさせていただいている中で、そこが魅力だと思ってます。テレビに出ている方でもいろんなタイプの方がいて、番組が終わると全然別人のようになる人もいれば、本当にそのままという人もいるんだけど、私はどちらかと言うと、変わらない後者の方がプロだと思っていてね。小谷さんは、その裏表ないところが魅力。だって、番組に出たときだけ気張っているのでは、視聴者も、その違いや差に、いつか気がつくわけじゃない?