佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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小谷真生子さん

テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』キャスター


毎日、日々のこととして一生懸命なだけだから

佐々木

今日は有難うございます。でもどうしたらいいでしょう。インタビューのプロにインタビューするっていうのは。

小谷

私、プロではないですよ。それに逆にインタビューされると、後で「こう答えればよかった」というのはいつもあります。

佐々木

あるでしょう? だから今日は小谷さんのインタビューや取材の術も伺いたいんですけれど、まずはWBS(テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」)のことから。そのあと、少しバック・グラウンドに戻ったり、プライベートなところのお話も伺いたいので、よろしくお願いします。WBSのキャスターになられたのが98年だから、もう……。

小谷

13年。

佐々木

13年ですか。もう当然、番組の顔で、逆に小谷さん以外は考えられない。

小谷

私は小池百合子さんのイメージが、いまだに強いんです。

佐々木

それはないかな。もう、ないですね。13年もたつと。

小谷

でも日々のことだから、私はもう俯瞰で見られない。当事者だし、毎日、日々のこととして一生懸命こなすだけだから、どう見られているか、には全然意識がいっていない。だから周りからは「そういうのも少しは自覚してください」っていうふうに言われます……。

佐々木

どういう自覚?

小谷

テレビに出ているんだ、という自覚。

佐々木

ああそうか。ないはずもないけれど、でも、そのあたりがいいところなんじゃないかな。私はプライベートでもお付き合いさせていただいている中で、そこが魅力だと思ってます。テレビに出ている方でもいろんなタイプの方がいて、番組が終わると全然別人のようになる人もいれば、本当にそのままという人もいるんだけど、私はどちらかと言うと、変わらない後者の方がプロだと思っていてね。小谷さんは、その裏表ないところが魅力。だって、番組に出たときだけ気張っているのでは、視聴者も、その違いや差に、いつか気がつくわけじゃない?


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