佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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小谷真生子さん

テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』キャスター


父の教育方針で、「京都か奈良にしなさい」と

小谷

アメリカの高校から帰ってきたときに、父の教育方針で、大学は「京都か奈良にしなさい」と。それは「日本人なら、日本の古い都を知っておくことが非常に重要である」、「東京より古都」という方針があって。

佐々木

そこでは何か日本文化を学ばれた?

小谷

どうかしらね。たとえば、かをりさんは本格的な通訳というお仕事をしてらしたわけだけれども、そこまで本格的ではなくて。京都のお寺を英語でガイドしたり、広島と長崎の市長会議での通訳のアルバイトをしたり、子供たちに英語を教えたり。
結果として京都の空気を観光客としてではなく、土着する形で自分の中に取り込んだというのは、おそらく潜在的に自分の中に生きていて、きっともっと年輪を重ねると自分の中で、古都で過ごして得た何かが顕在化してくるのだと思います。
両親には感謝しています。両親ともに、とても愛情深い人なので、人間的に尊敬しています。両親からの影響は、とても大きいと思います。

佐々木

習い事などもされていた?

小谷

バレエ習ったけど。

佐々木

それは小学生のときですか?

小谷

いえ、もっと小さいときから。でも、今はもう体が固くて。「いつバレエをしてたの?」っていうような体です。

佐々木

ほかには何を?

小谷

ピアノもものにならなかったわね。

佐々木

お習字とか、お茶とかも?

小谷

一通りトライはしてみました。
それはさておき。私、どちらかというと。サバサバしているじゃない?

佐々木

そうね。「どちらかというと」っていうのは必要ないぐらいサバサバしている。だから気が合うんだと思うんだけど。

小谷

そう? いや、気が合うのは分かっているけれど、サバサバしているから合うというのに加えて、お互いたくましく生きようとしている点が似ている気がする。

私、3月4日生まれ。 予定日は3月3日に生まれるはずだったの。昔は、現代のように超音波で見て、男の子、女の子の性別が事前には分からないから、3月3日ひなまつりの午前0時を過ぎたあたりで、「これは男の子かもしれない」って。もちろんそれは冗談だけれども、結構、自立心を自分で常に意識していたような気がする。


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