佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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小谷真生子さん

テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』キャスター


社会参画は、したほうがいい

佐々木

私は、イー・ウーマンという会社の代表ですが、あんまり女だ男だっていうタイプじゃないのですが。

小谷

私達って、中性的と言えば中性的ですね。

佐々木

あえて女性、ということも聞きたいんですけれど、テレビの業界の中でも、メインの女性は今も少ない。ビジネス界でも、やっぱりまだまだ女性は少ない。今まで、日本人ができることを話してきたんだけれど、私達ができることっていう中で、「女性」としては、どうでしょう。こういうふうにものを考えればいいのにとか、こんな活躍の機会があるよとか、それこそ、さっきのじゃないけど、海外に出るんだったら、一回出て、戻ってくるほうがいいんじゃないかとか。いろんなところで女性達にも会うだろうし。

小谷

女性は結婚や出産で社会参画というカタチでの社会との接点が断絶してしまいがちです。でも、これからの時代、社会との接点は常に確保しておいたほうがいいですよね。最近、「人生の時間が足りない」「人生は長いようで短い」と思うことがよくあります。

20代とか30代のときは、若さがあたり前のことと思っている。そこからもう少し年代が上になると、エネルギッシュにフル稼働できる、人間の一生の中における時間というのは、実は短いのではないか、と考えます。大卒で企業に就職した才能ある女性たちが結婚退職してしまうのはもったいない、と思います。これからの時代は、社会との接点をたつのではなく緩やかでもつながって、後々戻ることのできる社会の中での自分の居場所を作っておく必要があるのではないでしょうか。
社会との接点を余儀なくされている、と感じていて本当は完全に家庭に入りたいと願う若い女性たちが多いとも聞きました。
でも日本は、人口減少を受けて女性たちは子供を生み、育て、かつ労働人口の一員としても期待される時代に突入しました。大変ですが、活躍のチャンスは逃さず是非つかんでほしい、とそう思います。そして継続することが「人生のよろこび」であることを知って積極的に活躍の場に出てきてほしいですね。


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