佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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小谷真生子さん

テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』キャスター


今、そのために何かできないかしらって考えてます

小谷

某企業のCEOが、華僑のように、もっと日本版の「和僑」を海外に増やしていくべきだと仰ってました。私はそのご意見に大賛成です。海外での日本人どうしの結びつきが強くなり、その恩恵が日本にもかえってくる、と。

佐々木

だから、そのためには、日本という国がすばらしいとか、尊敬できるとか、私は日本人だということを誇りに思えるとか、思える人を育てないと。外に出したら、「外のほうがよかったわ」って言って、「私、日本人だって忘れていたわ」みたいな人ばかりでは困る。

小谷

糸の切れた凧みたいにね。今、そのために何かできないかしらって考えてます。日本の子供たちがどういう職に就きたいかを考えるときのために、バリエーションを彼らが興味を持てるようなかたちで提示する。あるいは、子どもに選択への糸口を見つけさせる。ぼんやりとでも自分の方向性を感じてもらえるきっかけづくり。海外に自分の可能性を見つけられるかもしれない。

佐々木

今、親の多くが海外留学させたいと思っているが、子どもは全然留学したくないと言っていて、すごく親子ギャップが大きいっていうお話を伺うことがあったんだけれど、確かに子ども達が、外に出て、選択肢を広げてきてほしい。

小谷

私も、できるだけ海外には連れて行こうと思って。でも今までに連れて行くことができたのはオーストラリアのパースと上海。だから、もうちょっと増やしたいですね。サマースクールでもいいから託せればいいなとは思っています。というのも、私のまとまった休みがとれるのは2週間。正直言うと、その2週間は私自身は動かずじっとしていたい。

佐々木

そうでしょうね。では私が、マネージャーに交渉を。やっぱりキャスターが生き生きと生活をして体験をするために、夏休み2週間は短い。13年も働いていらっしゃるわけだからね。3週間にしていただいて。


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