佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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小谷真生子さん

テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』キャスター


夢を持てる国になるためのお手伝いとして、報道はその一端

小谷

おそらく子ども達は個々に、自分は大体こういう方向に進みたいというふうに、見えている選択肢があるんだろうけれど、「いや、実はあなたの才能だったら、もっとこんなに選択肢があるわよ」と広げてあげたい。

佐々木

そう。「こんな仕事もあるし、こんな生き方もあるし、ここもOKなんだよ」っていうのを教えてあげること、したいですね。

小谷

それも、「国内だけではなくて海外でもこういう展開が考えられるよ」って。何かできないかしら。日本には可能性のある若者が多い。日本の若者の可能性が広がることがわかると、今度は女性たちも、「子どもを産もう」というところにもいずれはつながるように思います。

知人で、長野にインターナショナルスクールを立ち上げた女性がいます。勤めていた国連を辞めて、身重なのに実に軽やかに難題を次々とクリアして開校前だというのに、サマースクールまでこなしてしまいました。全寮制の一貫校ですが、貧しいために学習できない優秀なアジアの学生を多く募りたいという志をもった女性です。彼女は日本にいながらにして、日本の主体性を海外に発信しているわけです。その方法も有効です。素晴らしいと思います。

当然、その逆もあるわけです。日本の明るい未来を若者に語るには、日本の外にも彼らの活躍の場があることを伝えることが重要です。日本人が海外で活躍することが、そして日本の主体性が海外に伝播することが、将来の日本像には重要。とその女性と出会った時に強く感じました。

日本の主体性を発信することにかけては、メディアもその一翼を担っています。であるならば、夢を持てる国になるためのお手伝いとして、報道はその一端であるべき。そう思っているの。

佐々木

……同感です。尽きないので、また夜な夜な、話、しましょうね。今日は、お忙しい中、本当にありがとうございました。

小谷

こちらこそ。WBS(ワールドビジネスサテライト)をよろしくお願いします、ね。

佐々木

番組、しっかり拝見します。


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