チームというのは共通のゴールを持っていて、なおかつ、何らかの形でそれにユニークな寄与ができるっていうこと
お忙しいスケジュールの合間に一時帰国された宇宙飛行士の野口聡一さんに、他ではなかなか聞けない宇宙ステーションでの体験や、また「リーダーシップ」や「フォロワーシップ」など、ビジネスにも共通している宇宙飛行士的「チームメンバー論」について、お話をうかがいました。
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- 野口聡一
宇宙飛行士
1965年 神奈川県横浜市生れ。1991年東京大学大学院修士課程修了後、石川島播磨重工業(株)に入社。航空宇宙事業本部に所属し、ジェットエンジンの設計及び性能試験業務を担当。1996年5月 NASDA(現JAXA)が募集していた宇宙飛行士候補者に選定される。同年6月、NASDA(現JAXA)入社。1998年4月 NASAよりミッションスペシャリストとして認定される。2001年、国際宇宙ステーション(ISS)組み立てミッションであるスペースシャトルの搭乗員に任命され、2005年7月 スペースシャトル「ディスカバリー号」のミッションに参加。3回の船外活動のリーダーとして、軌道上でのシャトル耐熱タイルの補修検証試験、ISSの姿勢制御装置などの交換や機器の取付けと回収を行う。3回の船外活動の延べ時間は20時間5分。2009年12月~2010年6月、日本人初のソユーズ宇宙船フライトエンジニアとして、ソユーズ宇宙船に搭乗。約5ヶ月半滞在。2005年からの宇宙滞在期間は177日3時間5分となり、日本人最長。
※プロフィールは対談公開時(2011年5月)のものです。