佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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野口聡一さん

宇宙飛行士


名取市と相馬市のお子さん達に話をしにいこうと

佐々木

本日は、本当にありがとうございます。

野口

とんでもありません。錚錚(そうそう)たる方々の対談をしていらっしゃいますね。私で務まるかどうか。ダメそうなら、やめてくださいね。

佐々木

何を仰いますか。私のほうが、もっとちゃんと聞いてよって言われないように、と思うんですが。昨年、園遊会で、大雨の中、お会いして。園遊会には私一人で行ったものですから、居場所もなくて。

野口

僕も一緒です。僕も一人で行きました。偉い人たちがいっぱいいらっしゃってて緊張してしまいました。

佐々木

そうなんです。どうしたらいいのかな、と思ったときに、皇太子様が「イーウーマンの佐々木さんですね」と言って近づいて来られたんですよ。それですごくびっくりして、少しお話しして。

野口

じゃあネットでご覧になられたのかな。

佐々木

それでとても嬉しくて、ほっとしたところに野口さんとお会いして。あの日の2つの大きな喜びでした。

野口

ありがとうございます。

佐々木

それに図々しくも名刺交換させていただいたら、メールをいただいたり、ツイートしていただいたりして、ありがとうございます。すごくオープンなお人柄に一遍に魅了されました。

野口

ありがとうございます。そういうときもあれば、そうじゃないときもありますけど(笑)。

佐々木

こうして日本に帰ってこられることは頻繁にあるのですか?

野口

実は震災後初めてなんですよね。日本での業務があるときに、それに合わせて広報対応の日を取って、いくつかまとめて対応したり、という形でやっています。まあ、ならすと2~3ヵ月に1回って感じだと思うんですけどね。 今回は、今年度の日本人宇宙飛行士の業務の調整の打合せを行うために帰国しました。で、この機会に被災地の子供たちを勇気付けるために何か出来ないかと考えて、現地の自治体とも相談して被災地訪問をさせていただくことになったんです。

佐々木

被災地は、どちらに?

野口

宮城県名取市と福島県相馬市のお子さん達に話をしに行きました。名取市では避難所を訪問、相馬市では二つの小学校と工場を回りました。皆さん困難な状況の中ですごくがんばっていらっしゃるなあと感じました。


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