働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
日本語って、英語に比べると、”I statement”じゃないけど、明確に言うのが上手じゃない言語ですよね。
すごく不得意ですよね。だって、Iを言わないでしょ? で、もともと語順がI, you, love(わたしはあなたを愛する)じゃないですか。ということは、Iを言わないと、you, loveって言っていることになる。訳が分からないですよね。最後にloveという動詞が出てくるのも特殊。相手の言葉を最後まで聞かないと何がどうなるのかわからないなんて。
さらに、明確に短く伝える技術を、日本の中学でも高校でも、伝わる、あるいは、伝える、あるいは、ものの書き方って、ちゃんと教えていない気がするんだけど。
教えていない気がします。
これを変えていくことによって、ずいぶん日本の発信力とか、あるいは一人一人の幸福度とかが上がってくるんじゃないかと思うんだけど、どうですか?
僕は、別にツイッターに肩入れするわけじゃないけど、ツイッターの140文字って意外と大きかった気がしていて、「こんにちは。お元気ですか?」とかいう社交辞令を書ける字数じゃないから、言いたいことをすぐ書くじゃないですか。これってわりとよいな、意外と変えるな、と、実は思ってます。本論に短くズバッと入っていく訓練が日々できていく。あれは意外といいんじゃないですかね。ズバッと真ん中だけ言って、「失礼に聞こえたらごめんね」ぐらいのことは、最初から皆おりこみ済みで書いていたりするし。いちから教育を変えるとか、国を変えて、システムを変えて、縦割りを変えて、とかっていうのは、もう無理かなと思うけど、こういう身近な小さな変革が意外とボディブロウのように効いてくる気がする。というか、そうでもして変わっていかないと困ります。もう人生の残り時間も少ないし。あとちょっとで死んじゃうし。
何ですか、それは。
だって、いま50歳だから、あと10年か20年でオシマイって可能性あるでしょう。
四柱推命であと20年間は絶好調って言われたとか言ってたじゃないですか。
だから絶好調のうちに死ぬのが一番いいんですよ(笑)。僕の目標というか、一応、80歳ピーク説で、そこまでは向上の坂道の途中である、と。でもそれは80歳以上まで生きるということではない。坂道の途中で死ぬのも織り込み済みです。でもその方がいいと思うな。
ちなみに、サラリーマンって定年をある区切りと発想するから、定年の頃をある種のピークと考える人が多いんです。60歳。だから50歳くらいからまとめに入りだす。そうなると、そこからもう成長しにくくなるんですね。
でも、佐藤さんの場合、そこで退職してフリーになったから。
また一からの始まりです。そういう意味ではまとめに入れないし、ずっと坂道の途中。それはある程度意識して辞めました。もし長生き出来ても、80歳のピークまで30年、上り坂をえっちらおっちら登って、ずっと勉強中みたいな感じで登ってピークを迎え、ちょっと下り坂になったときにすっきり死ぬぐらいな感じが理想だなぁ。でもわりとすぐに死んじゃう気もする(笑)
私、最初の会社、ユニカルインターナショナルを設立して、もう25年です。
あっという間でしょう? でも、制度とか教育を変えていくのはやたら時間がかかるので、今あることを利用して、どんどん身近に改革とかやっちゃったほうがいいと思うんです。理想的に物事が進むなんてあり得ないので、とりあえず変えられるところから変えてしまう。
実践して、横からどんどん、取り入れられるものは取り入れてもらう。
もう、次々やっちゃえ、みたいな感じのほうがいいかな、と思います。ソーシャルメディアが出てきたら、「これだ!」と、全部利用するっていう感じでやりたい。 「助けあいジャパン」なんかは、民間のプロジェクトですけど、官が民に情報を出すっていう連携プロジェクトなんです。こういう連携も政府的には実は画期的だったらしい。いままでなかった。そういうのって、もう、どさくさでもいいから、とにかくやっちゃうのがいいと思うんですね。風穴を開けたら、あとは広げればいいから、一回穴を開けるっていうのが大事。そういうのをやりたいですね。風穴をあと10個ぐらい開けたら、もう死んでいいかな、みたいな。僕、風穴を開けるのだけはうまいんです。その後の継続とかは下手なんですけどね。
じゃあ、あと2年に1回ぐらいにしておかないと、20年生きないね。10個で終わっちゃうもん。
2年にひとつっていうのも、ちょっと遅いなあ。
だから、もうちょっとたくさん開くと思うんです。
あと10年ちょっとで死ぬってことだよ。発想の転換すれば。10個やるなら。
そんなことじゃないと思いますよ。20個やって死ぬか、30個やって死ぬかですかね。