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これからは、「9.11」もそうですけど、一般の人を恐怖に陥れるようなテロが、今までより増える、あるいは目立つということ、それも大規模になってくるということもあり得ると思うんですけど、今の警察は、その辺は学習して警備プログラムが組まれているんですね。
テロリズムのテロというのはterror=恐怖ということが語源ですから、国民に恐怖心を与えるのがテロリストたちの最も効果的な政治的プロパガンダになるんです。そして大量の人が亡くなれば、さらに効果は高まるということになるんです。そこで、先ほどのアルカイダなんかの話になると、ターゲットは二つで、その一つは、その国の象徴になるような建造物と、もう一つは、多くの一般人が集まっていて、大量虐殺が可能な場所ですね。「9.11」のときのワールドトレードセンターって、まさにアメリカ経済の象徴ですし、ペンタゴンも米軍の総本山ですし、ターゲットにされていたと言われているホワイトハウスとか連邦議会議事堂もそういう存在ですね。
しかも、これは、それよりも前に実はボジンカ計画といって、「9・11」の6年前に同じようなことをアジア周辺でもやろうとしていんたんですね。アメリカ行きの航空機10機程度を同時ハイジャックして自爆攻撃をする、と。この計画の予行演習として1994年12月にフィリピンのマニラを出発し成田行きのフィリピン航空機に時限爆弾を仕掛けたんです。で、爆弾が南大東島沖で爆発して、飛行機は落ちなかったけれど日本人が1名なくなっているんです。
そういった国際的なテロの情報だったり、新しく進化した形というのは、警察で日々情報交換がされていて、世界的にワーニングが出ているわけですよね。
今でも日本と世界各国の治安機関の専門家が情報交換や意見交換をしていると思いますよ。