佐々木かをりのwin-win 素敵な人に会いました、聞きました

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富永誠一さん

特定非営利活動法人 全国社外取締役ネットワーク 事務局長

講演依頼について問い合わせをする

株式会社とは何かというところにすべて通じる

佐々木

例えば、この前、イー・ウーマンの円卓会議にも議長として登場していただきました。「あなたの会社、社外取締役がいますか?」という質問で一般の参加者と議論していただきました。私は、「社外取締役」が何かを知らない人がいるということを前提・想定した上で、あえて富永さんに、あの質問をしていただきたいとお願いしたわけです。あれも社外ネットからみると啓蒙活動に入る、と思ったのですが。

富永

確実に入ります。すごくいい機会を与えていただいたと思っています。「社外取締役」という言葉は、まだ専門用語なんですね。「コーポレート・ガバナンス」もそうです。この両方の言葉を、言葉が適切かどうか分からないのですが、「大衆化」というんでしょうか、いろいろなところに出て行って広めていきたいと思っています。そういった意味では、この間の「働く人の円卓会議」もそうだし、「国際女性ビジネス会議」も普段コーポレート・ガバナンスをあまり考えたことのない方にとって、こういう世界があるんだと知っていただくきっかけをつくっていただいたので、すごく感謝しています。

佐々木

ありがとうございます。私は、コーポレート・ガバナンスについて、多くの働く人が考えることが大事だと思っていますので、積極的に、機会を提供していきたいと考えているんです。イー・ウーマンサイトで議論をしていることが、検索をすると引っかかるわけですから、今日現在、社外取締役に関心がなくても、明日、関心を持ったときに読んでもらえるなら、良いと思っています。それもイー・ウーマンの参加者という一般の人たちと対話を4日間続けた議論が読めるわけですから、やさしく説明されていて、分かりやすいです。参加者も自分の事例を投稿しているので、円卓会議を読む人も、私はこの人と同じ感じと、少し自分を当てはめて考えることもできる。

富永

そうですね。僕も全くおっしゃるとおりだと思います。どういった効果が考えられるかなと考えたら、やはり将来的にも検索で引っかかることが極めて大きいですよね。言葉の大衆化というところでも大いに役に立っているのではないかと思います。このウィンウィン対談もその大きな意味があるのではないかと期待をして、今日参りました。相当の啓蒙が図れるのではないかと。

佐々木

もちろんです。この対談に出ていただくと、何年にもわたって、たくさんのアクセスがありますから、相当の啓蒙活動になると思いますよ。私も実は、陰ながら社外役員というものを人々が知って、あるいはコーポレート・ガバナンスとは何かということをしっかり考えていくことが必要だと思っているんです。これは取締役でなくても、従業員であっても、あるいはフリーランサーの人であっても、会社のことがよく分かってくるかなと思うんですね。

富永

コーポレート・ガバナンスを突き詰めると、株式会社とは何か、というところにすべて通じるので、株式会社に勤務している人はもちろん、そうではない方も多くの場合は、株式会社の利益に恩恵を受けているんですね。ですから、経済システム全体の中で株式会社の仕組みがこうで、だからコーポレート・ガバナンスがこうだと学習することは意味があると思います。

従業員も、若いときから、あるいは少なくとも管理職になったときには、株式会社の仕組みや、そこにおけるコーポレート・ガバナンスがどういう意味を持つのか、我が社のコーポレート・ガバナンスがどうなっているのかを考えることは、視野を広げることに役立つと思うんですね。そういった意味で、企業経営の屋台骨でもあるコーポレート・ガバナンスの理解度が進むということは、日本経済の全体にとっても大きなことではないかと思います。


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